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それぞれの愛のカタチ・想いのカタチ

(第6部)


「優香さん!」

振り返ると拓也が後ろから息を切らせて優香目指して飛び込んできた


優香の両腕に熱い塊を感じた


拓也は優香の腕を引き寄せそっと抱きしめた

優香はどーんと拓也の身体を押して退いた


頭の中は混乱していて何をどう考えたらいいのか優香にはわからなかった


「。。いったい何なの?」

自分でもよくわからない熱いものがこみ上げているのはわかっていたが、他に言葉が思いつかなかった


「優香さん、急に電話もでなくなっちゃって気が気でなかったんです。それに僕自身、よくわかったことがあります」

「。。なに?」


拓也はすぐには答えず先を歩き出した


「ちょっと拓也くん待って!」

優香の瞳には拓也の姿しかみえていない


大学のある大通りからのがれて細い通りを黙って歩いていた

「拓也くん何処行くの?」

「少し先に古民家のカフェがあるんでそこ行きましょう」


ふと左にみえている小高い山から雲が上に真っ直ぐに伸びていくのがわかった

(雲って生きているみたい)

優香はひとりクスッと笑みを浮かべていた


古民家のある所は大木がどっしりと門番のような顔をして立っていた


ギィーと扉を開く音がする



           続く





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