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『カキツバタ』 それぞれの愛のカタチ・想いのカタチ

(第3部)


1時間ほどたって2人は公園で落ち合った

「拓也くんって相当暇なのね。。」

優香は寂しくなり過ぎると自分でも押さえられなくなるほどにひねくれてしまう心のクセがあった

(私また嫌なこと言ってしまったわ。。)


「本当に!暇人なんですよ」

拓也は声を大にして笑っていた

優香は少しあっけにとられていた

今まで周りにはいないタイプの人間だった

「いいじゃないですか!暇人に付き合ってやってください!」

優香はためらいながらも拓也の後を歩き始めた


心の奥底で高揚感が顔を出しているのに蓋をして気付かないふりをして。。


公園には紫のカキツバタの花が一面に咲いていた

花言葉は『幸運が必ず来る』『幸せはあなたのもの』


万葉集に登場するカキツバタの歌のひとつに好きな人を待つ女性の心を詠まれたものがあり『幸運が必ず来る』とはそこからついた花言葉だった


カキツバタの花は2人をみながら風にのって揺れていた



        続く






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