第1話
ある夏の平日、この地域では一番発展している駅の前に中学生くらいの女の子が立っていた。
彼女の名前は「紫乃朔 閃火」今日は親友の「藤條 才花」と遊びに来ていた。
藤條「ごめーん、遅くなちゃって。」
紫乃朔「ん、大丈夫。...今来たとこ。」
藤條「本当ごめんね、待たせちゃって。 暑いから取り敢えずそこのモール入ろっか?」
紫乃朔「んっ」
今日は彼女達の学校は創立記念日で休みなので、藤條がせっかくの休みだから遊びに行こうよ~と言うことで近くで一番大きな商業施設に来ていた。
数時間後
藤條「今日は楽しかったねー。閃火ちゃんは?」
紫乃朔「ん。楽しかった」(お揃いの、ペンダントも買っちゃたし)
藤條「また、行こうね2人で遊びに。次は今日買ったペンダント着けてさ。」
そう言って彼女は鞄から取り出そうとしたペンダントが地下駐輪場に吸い込まれるように転がってしまった。
藤條「あっ。 ちょっと待っててすぐにとってくるから。」
紫乃朔「待って、私も一緒に行く」
ただペンダントを落としただけのはずなのに、やけに真剣な様子の紫乃朔に怪しみながら2人は下って言った。
藤條「あっ、あったよ。よかった~」
紫乃朔「才花ちゃん!!」
藤條「えっ!」
藤條がペンダントを拾った瞬間、適当に絵の具を混ぜたような色をした地面のだだっ広い場所に2人は立っていた。