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Title.1 使命  作者: エス
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侘びとは

 今日は水曜日。土日は生活リズムを乱すからあまり好きでない。だがどうも月曜も好きじゃなかった。いや、そういう精神状態にあったからそう言っていただけか―。最近、何かに一生懸命になるということをしていない。ただ時間が過ぎ去るのを他人事のように見ている。社会に出れば変わるという期待を持ちながら―。


 あなたは本当に自分がやりたいことをやれているだろうか。本当に自分のやりたいことを理解できてるだろうか。私は、ただ過ぎ去っていく時間の中でそんなことを考えている。そんなことを考えていると、私は私自身をアップデートする必要があると最近思うようになった。即ち、成長だ。今までは、自分の選択で生きていたように見えて実はそうでなかった。まずはこれを認めようと思う。成長だ。では、次なる選択を自分で選択しようと思うが、自分が何をどう選択したいのか分からない。だから、とりあえず興味のある本や人の情報を集めている。成長だ。現状はここまでだが、この先も成長は続けるつもりだ。最終的な目標は何にしようか。ここで使命との繋がりを想起した。


 ここまでを書き終えたあと、今やるべきことに全力を投じることに専念すべきだということを自覚した。実は、上の2つの段落は月曜に書いたもの。3段落は水曜日に書いている。書きたいことがまるで違うし、途中から書くことが苦痛だ。これは反省すべきことであると思う。その時、その瞬間にやるべきことをやらなければ将来の自分が苦しむ。だが人はなぜかそれを幾度となく学習してきたにも関わらず、“その時”を軽視してしまう。理由は簡単だ。反省が足りないのだ。後悔し、反省し、次に“その時”を迎えた際に変化を加える。人間にはこれができる。AIはいとも簡単にやってのけるのだが。


 いざ、使命を全うするあるいは全うしたいと考えた際に自分の実力不足を感じるだろう。この時、その人は成長を強いられる。この成長は甘んじて受け入れなければならない。さもなければそいつは自ら不幸の道を進むことになる。使命がその人の幸福の道であり、その道を逸脱することになるからだ。なぜ、使命が幸福の道か?使命の定義を思い出してほしい。使命は与えられるものでなく、己の自己中心的な考えを究極的に発展させ、それを世界に接続させることで全うできる。この字面で使命そのものが不幸であると感じる奴はいない。欲を言えば、面倒だからそんな奴は存在してほしくない。


 では成長とはどういうことか。端的にいうと、フィードバックであると思う。過去の事象を自らが省みて、次に変化を加える。同じことの繰り返しではなく、勇気と希望をもって変えてみる。少しでも大胆でもいいから、とにかく変化をつければいい。そして成長に囚われるといい。失敗とか成功とかいう概念は次元が低い。ネガティブとかポジティブとかいうのもそれだ。ここで人間は侘びていることに気づいた。

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