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ダンジョンマスター始めました。  作者: 長谷川 勉
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二十六話

「フゴー」(あらマスターお久しぶりです~)


「やあマザー元気だった?どお?調子は?」


「フゴー」(畑の整備もお陰ざまでやっと目処が立ちました・・・)



FuGOOOO~~


オークが吹っ飛んでいった・・・

オークマザーは話してる途中にオーク達をぶっ叩きに行った。

叩かれてるのは捕虜になってた強制労働処分になったオーク達だ。



「フゴー」(そこ!あんたらも ぶっ叩かれたいのかい!サボってないで作業する

      んだよ!!!

      ・・・ホント 食料援助のお陰で子供達がお腹を空かせる事も無くな

      って大助かりですよ~)


「そ・そうかい?それは良かった。肉はどうする?」


「フゴー」(うちらは常に肉が必要って訳じゃないので多少廻して頂ければ十分

      ですね~ヤギを育て始めていますので、それもその内自給できそう

      です。ホントお世話になりっぱなしで~)


「草原への移住にも相談に乗るから何かあったら声を掛けてね~

 んじゃまた様子を見に来るから~」


「フゴー」(お構いもせずすいません~今度はゆっくり遊びにきてくださいね~)



オークは予想に反して土いじりが得意だった。強制労働者を使い開墾を終わらせる

と、一丸となってイモを育て始めた。オーク達はイモが好みでその上収穫サイクル

が早いイモを喜んで育てている。



「オークが配下になってくれたからこれで北側の防衛も安心だね~」


「がう」(そうですね~後は人数が増えてくれれば良いんですがね~)


「食料の心配が無くなったからこれから増えまくるんじゃないかな?

 まぁ増えてもマザーに任せとけば大丈夫だよね~」


「がう」(マザーに逆らえるヤツは出て来そうもありませんからね~)





食料の安定供給を得たオーク達は確実に数を増やして行きその活躍の場を広げてい

った。北の森を切り開きすぎることを懸念したマザーは一部を草原にも移動させ

草原に用水路や一大農地を作っていった。








「がう」(マスタ~ずっと一人ですがお嫁さん貰わないんですか?)


「ふご~」(そうですよマスターをお慕いしてる子も多いんですから~

      マスターわたしはどうですか?)


「がう~」(あー抜け駆け~マスターこの後、私一緒に毛繕いしませんか?

      私、黒髪の赤ちゃん欲しいんです~キャッ!)


「ふご~」(何よあんたは毛だらけじゃない!マスターの好みと外れてるのよ!

      その点ツヤツヤでボインボインよ!)


「がう」(なによ!あんたなんかブタじゃない!マスターに似合わないのよ!)


「やっぱり人族に近くツヤツヤでボインボインの私がお似合いかな?」


「ごびゅ」(あんたはデカすぎるのよ、女のあんたに比べたらマスターの大きさ

      子供じゃない! どうせ直ぐ満足できなくなるわよ!

      その点、私は毛も少なくブタでもない。人族に似ているし

      小さいのも希少価値!)


「がう」(と言ってもゴブリンじゃあね~胸なんかペタンコだしね~)



キャッキャッ・・・


暇だったので川で釣りをしていると女の子達が集まってきて俺の周りで騒ぎ始めた。

話題は俺の嫁についてだった。

巨人族・・・惜しい、その大きさが惜しすぎる・・・・・


サイズ差が大人と子供だ・・・

その大きな胸には惹かれるが・・・

そのうち誰かに押し倒されそうなほど議論が白熱している。

最近では女の子達が結託して襲ってきそうな雰囲気もあり身の危険も感じる。



「ダメだよ~釣りしてる後ろで騒がしくしちゃ~魚が逃げちゃうでしょ!

 少し肌寒く感じてきたし帰ろうか~」


((((「ハーイ」))))


・・・・

・・・

・・


その日、地区長会議の最後の議題の後 俺は発言をし始める。


「オーク達を配下に迎えて6年、オーク達も増えてきて最初の10倍ぐらいになっ

 て来たし、ちょっと遊びに行こうかな~って思うんだけど」


「ゴブ」(ほう~海釣りですか?それともダチョウツーリングですか?)


「グウ」(マスター素潜りも楽しいですよ。どうです?一緒に!

     貝も採っちゃって酒と浜焼きってのがサイコーですよ!)


「ほう~~美味そうだな!それならわし等も呼ばれたいな!」


「フゴー」(では私は浜辺でコンガリ焼いて浜辺のマーメイドにでも成ろうかしら)


「ぐう」(海に豚じゃマーメイドじゃなくてイルカだろうが?)


「それとも焼いて黒豚にでもなる気か?」


  バコーーン <黒豚発言をした巨人族のグランドさんが張り倒された>


「フゴー」(失礼ね! レディーに対してなんてこと言うのよ!)



ワイワイワイワイ・・・・


「それも楽しそうだね~でもまぁ 今回はちょっと船で遊びにいこうかな~ってね」


「ごぶ」(・・・・)


「グウ」(・・・・)


「・・・・」


「ガウ」(マスター・・・・・・まさか?)


「みんなが話し合って決めてくれてるし、俺が居なくても安心できるし、

 これならいいかな~~と、思ってね。・・・・・・・旅に出ようと思う」


  ザワザワザワザワ・・・・・・


「今回は3艘の大型船で北の海岸沿いに進もうかと思ってるんだ。」


「フゴー」(しかし・・・この後は冬になりますし北は海が凍るって話ですよ?)


「あれ?そうなの?んじゃ南の海岸沿いに各港で船員を募集しながら行こうかな。

 暖かい所なら巨人族みたいに友好的な種族とも出会えると思うし~」


「ゴブ」(マスター期限は?どの位を予定してるので?)


「う~ん片道一年を見ておいてよ見つかった種族と交流してたら長くなるかも・・

 だけどね~最長で大陸一周かな~」


「一周って・・・ほぼ無期限じゃないか・・・」


「皆は各自で、考え、話し合い、協力して、発展している。」

<俺は皆の周りを廻り言葉の区切りで各種族代表者の肩を叩く>


「俺は君達に任せても大丈夫だと思ってるんだよ。皆で平和に問題なく暮らして

 行けると思ってるんだよ。」


(((((・・・・・)))))


「船の改造とか準備も在るから出発は3ヵ月後かな・・・そういうことで宜しくね

 ~。」






そして、出発の日が来た。

船は航海術が上がり帆船になり、櫓は予備装備になっている。


船員は現在ゴブリン 150名

     コボルト  58名 

    リザードマン 37名

     巨人族    5名

     オーク   73名 と成っている。


この後、各港を廻り船員を募集しながら南周りで海岸線を旅していく。


「ゴブ」(マスターお気をつけて)


「フゴー」(マスターお気をつけて。役に立つか分かりませんが うちのブルゴニ

      を船員に入れておきましたんで使ってやってください。)


「マザーありがとう~んじゃ行ってくるよ。みんなもよく話し合って町を治めてく

 れ・・・さ~~出航だ!錨をあげろ~~

 しゅっぱ~~つ!」



俺達は皆と別れ新天地に向け出発した。

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