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ダンジョンマスター始めました。  作者: 長谷川 勉
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十三話

俺達はゴブリン4小隊108名 コボルト5名と共に渡河した者達で昔リザードマ

ンと会った場所の対岸を目指し歩き始めた。

因みに5小隊目を渡している途中で建八郎は瓦解した・・・

乗ってたメンバーは流されていき向こう岸に泳ぎ着いたらしい。

公募で集まった中に居た、カースケ君の末っ子、完四郎君が警戒連絡要員として

早速働いてくれた。帰還用に建八郎君が新しい船を作り始めてくれるらしい。



こちら側は、森より草原や湿原が主体みたいだ。

森は山の方 遠くに見える。


「がう」(マスター大変だ~~ミノタウロスの大群だ~~)


「あ~ハチベエありゃ 牛だ・・・ただの草食動物だよ・・・」

・・・

・・

「がう」(マスターまずいですゼ!オークです!! 水飲んでますゼ!!)


「・・・・ハチベエ ありゃただのイノブタだ・・・

・・・

・・

「がう」(あはは~マスター犬がいますゼ!捕まえてオイラの相棒にしたいっすね

~)


「・・・バカ!! オオカミだ!皆!戦闘態勢だ!!!群れのはずだから気をつけ

ろ!!!」

・・・

・・

こちら側には草食野生動物だけじゃなく狼も居るらしい。

向こうの森に居なかったのは、この河が阻んでくれてたみたいだ。



「がう」(マスターこの先は湿地になっていて沼もあるらしいですゼ~)


「んじゃ迂回するしかないな~完四郎君に確認してくるよう頼んできてくれ~

 お~い、みんな~此処で一旦休憩だ~周囲を警戒しつつ休んでくれ~」


((((解りました~))))


「リザードマン達が暮らしてるならこの辺だと思うんだけどな。」


「がう」(ですね~沼があるならその辺りじゃ?)


「居たら是非、話を聞きたいね~」


「カー」(マスタ~~~湿地は、ず~と広がっていて端が見えません~)


「そっか・・・こっち側の湿地の端を気を付けながら進むしかないか・・・

 みんな今日は此処で野営しよう~完四郎君は湿地の端の方向を確認してきてくれ

ないかな?コボルト達はこの周りの植物の探索、ゴブリンは狩りを始めてみてく

れ。」


((((了解です~))))



やっぱりリザードマン側から接触してくるのを待つしかないのか・・・

何時か話を聞けると良いんだけどな・・・







湿地を迂回して俺達は進んでいく。空気に潮の匂いが紛れ込んで着てるらしいから

もう直ぐ海になるのだろう。



「がう」(マスター海まで行き当たったらどうします?)


「海の周囲を確認してから、一旦戻ろうかと思うよ・・・」


「ゴブ」(結局リザードマン達には会えませんでしたね・・・)


「大きな湿地だったから河側に居たらどうにも・・・ね?」


「ごぶ」(そうですね。うちらじゃ湿地を進めませんから・・・)


「がう」(こちら側は木が少なくて木を沈めてその上を歩くって事はできませんし

ね・・・)


「橋か・・・材料も人手も大量に必要になるから無理だよね~船で河岸を見ていく

しかないかもね~まぁどっちにしろ湿地の内陸で暮らしてるようなら手が出ない

けどね・・・」


「ゴブ」(結局、向こうから接触してくるのを待つしかないんですね。)


「がう」(でも、今回の探検は危険がありましたが、家畜候補が見つかって良かっ

たじゃないですか。 ブタってやつ旨かったですよね~)


「ごぶ」(あ~あれは油がのっていて旨かったな~)


「捕獲はちょっと危ないけど牛も旨いよ~~乳も美味しいし皮も丈夫だし良いこと

尽くめだよ」


「がう」(へ~~食ってみたいっすね~~おいら定期的に食えるならあれを育てて

みようかな)


「ゴブ」(育てる育てないも一度戻って、こちら側に村を作り始めてからだな)


「そだね~一度通った所だからといって、帰りに油断して死なないようにしないと

ね」


「カー」(マスター海が見えてきました~後二日って所です~)


「了解~んじゃ完四郎君もこの後は近場を警戒しててくれ~~」


「カー」(は~~い)




今回の冒険で河や河口の反対側を見て回り、湿地に生える丈夫な植物や食材、

草原に居る家畜候補や 動物も好んで食べている旨い植物を発見できた。

野生の肉食獣も多かったが、それを含めても有意義だった・・・・







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