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ダンジョンマスター始めました。  作者: 長谷川 勉
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一話

そこは 暗闇に閉ざされていた。


光源は目の端に浮かぶ点滅がある、しかしそれが周囲どころか自身をもを照らすことが

無かった。自身が椅子に座っている事はわかる。手足が拘束されているわけでもない。


「何処だよ ここは・・・・」


ピコーン

呟いた瞬間に鳴った電子音と共に目端にあった点滅が21インチモニターサイズに広がり

そこには・・・

 



『ようこそ異世界へ 

 

 此処は剣と魔法の世界

 ダンジョンマスターとなった貴方はダンジョンに侵入してくる全ての者に

 命を狙われるでしょう。


 がんばって対応してください。』




  メインメニュー

ステータス>

増築・設置>

 召還  >

購入・売却>

 



これだけ?サポートとかチュートリアルとか無いのかよ? 「>」を意識すると拡張窓が

開くのか?とりあえずステータスから見ていくか・・・




名前「シライシ ハジメ」

称号「初級ダンジョンマスター」

ダンジョンPt   10000

未開放       (50/日)

配下数           0

スキル




「初級ダンジョンマスターか・・・・・・」


ステータスを消してその他のメニューを見ていく


「それにしても暗くて何も見えないんじゃどうにもならないよな。明かり売ってないかな」


購入画面にて明かりを探すと 電灯などは無くしょうがないから松明を10Ptで買って

手に持ったそれで回りを照らすと。そこは10畳ぐらいで扉が無い石?でできた部屋だった。


「密室?出入り口も無いのにどうやって此処に・・・」


考えてもヒントも何もない。扉すりゃないんじゃ脱出も助けも期待できない。

扉を購入して正面の壁に取り付けてみたが、開けても石の壁になってるだけだった。


増築画面をタップすると小窓が開き恐る恐る扉の先に通路をひとつ10Ptで設置すると

扉の先に高さ2mで1㎡の空間が出来上がっていた。



「飯・・・どんなのが在るか購入で探してみるか?」


購入にあったのは、量不明の10Ptで買えるパンと水・塩・生肉だけだった。


「生肉・・・ 松明で炙る?焼けるのかよ?」


顔を上げると石の部屋、トイレも風呂もベットも無い。購入で検索してみると部屋セットが

上中下と(下で4000Pt)単品でそれぞれが売っていた。


ハジメはここで考え込んだ。何故かは知らないが自分はダンジョンマスターになったらしい。

外がどんな状況かも解らないのに外と繋げると命の危険があるっぽい。

豪華な食事を常に食べたいわけじゃないが まずい食事も嫌だ。

これは配下増やして護衛と食料生産でもさせないと生きていけないな・・・



まずハジメは部屋を20畳サイズに拡張し、ベット(100Pt)とトイレ(500Pt)を単品で買い

部屋に設置し扉の通路を10mほどに伸ばし2階層目(1000Pt)

サッカーグラウンドを2面並べたぐらいのサイズを草原エリア(3000Pt)として設置した。


「家畜は・・・高いな~農業なんてやったこと無いから配下にやらせるか・・・」


今は召還できるコボルト(50Pt)を雌雄で5匹ずつ、戦闘要員でゴブリン(100Pt)も

2匹ずつ召還する。


「お前らのエサはどんなのがいいんだ?」


「グギャ、グギャガ」

「ガウ、ガウウ」


「雑食か・・・スライムでもいいのか?頻度は?へ~日に2度程度食べれば良くてで

 スライムは水があれば廃棄物を勝手に食って勝手に増えるのか。わかった水辺を作るから

 数の増減に注意しろ。繁殖も自由にしてかまわない。」


何処と繋がってるかは解らない水路を作りスライム(20Pt)を30匹程度配置した。


「よしコボルトは上で畑を作ってくれ種は・・・イモなら早いか?とりあえず100だ

 ゴブリンもまずは畑の開墾をやれ。道具はカマとクワを10ずつ持って行けゴミはスライムの

 エサだな・・・よし行け」


ふ~とりあえずか・・・

残り3000Ptちょい

農具も武器になるかもしれないが一応、棍棒(60Pt)も5本、出しておくかな。



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