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ショートストーリー

缶絵

作者: だくさん

めんどくさいめんどくさい


なにがめんどくさいかって。


なにもかもがめんどくさい


けど暇は辛いからなにかをしようとする


なにかをしても楽しくない


めんどくさいめんどくさい


僕はなにをしたいんだろう


ゲーム?

勉強?

話?


わからない


考えるのもめんどくさい


何気なく外に出てみた


ぶらぶらと人混みの中を歩く


歩いて、歩いて


たどり着いたのは一つの公園だった


ボランティアらしき人が空き缶やタバコの吸い殻を拾っている


いつの時代もポイ捨てってのはあるんだなあ、と老いたことを呟いて歩く

ドン、と鉄のハサミを持つ老人にぶつかり、ガシャガシャと金属音が鳴り響く


「あ、すいません、拾います」


「あーいいよいいよ」


あたりにぶちまけられた赤や青などの缶が乱雑に並び、無意味な絵を生み出した


僕にはそれが無意味には思えなくて脚という筆を取り、絵に書き足した


グシャリ、ザッ、パキ、いろんな音が奏でられ絵は生まれ変わる


周りの人が僕と絵を見てる


僕は注目を浴びてるんだ


なんだか嬉しくなった


なにが嬉しいのかはわからない


けど笑った


だからきっと僕は今、嬉しいんだろう?


筆を置いて絵を眺める


歪んでいた


でも、とても綺麗だと思った


なんだかとても清々しい気分になり、僕はその場を後にすることにした


歪んだ絵を作った僕を見る周囲の目はとても心地よく、僕はもっと絵を描きたくなった

どうも、だくです。


読んで頂いてありがとうございます。


最近書置きをうpするだけなので、なんだかおもしろくないなあ、と思っていまして。


日常のどんな些細なことでもいいです。


題材になるあらすじの前の単語だけとかでも全然大丈夫です


なにかありましたらtwitterやブログにお願いします


Twitter:@dakusanno

Fc2ブログ:http://dakuburogu.blog31.fc2.com/

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