ボルト追放
スピード判決が終わると、ボルトは犯罪者が処刑される別室へ移動させられる。何もかもがものすごいスピードで処理されていく。
そう、これはジェロニモによる国家転覆[戒厳令]に匹敵するクーデターだった。自分の気に入らない奴を徹底的に潰し排除することが目的だった。
ボルトの前に首謀者であるジェロニモが立っていた。その周りにはナンバーズの4人がいた。ボルトは天井から右手と左手を別々に吊られ、両足も床の鎖に別々に繋がれていた。全員がニヤニヤ嘲笑していた。これからの残酷ショーが楽しみらしい。
「お前がバカなんだよ。アマリリスと一緒に民衆のために正しい国でも創るつもりだったか。でもなあ、みんながみんな同じ考えだと思うなよ。特に俺たちは、秩序だとか正義とか嫌いなんだよ。口にするだけで反吐が出そうだ。お前には最後にチャンスをヤル。
心を入れ替えて俺たちと共に生きるなら無罪放免にしてやる。どうする?」
「利き腕失って[死の森]に追放されたら半日も生きていられないぜ。アンガーベアやワイルドウルフがいるからな。例え五体満足だったとしても生き延びられるかどうかの相手だ。さあ、どうする?答えを効かせてくれ。」
「答える前に1つだけ教えてくれ。これからアマリリス王女はどうなる。」
「殺しはしねえ。俺が王となるから裏でせいぜい事務仕事を頑張ってもらうよ。」
「わかった・・・。俺は裏切れない。考えを変えるつもりはない。」
「そうか。残念だな。」嬉しそうに笑いながらジェロニモは剣を一閃した。
「[死の森]に連れていけ。」




