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ゼファーの正体

「ボルトの調子はいかがでしょうか。」ジェニーの問いにゼファーが答える。

「最悪の事態は避けられた。あとはアイツ次第だ。生き延びて他国へ行ってしまうのか。それとも王女のために戦うことを選ぶのか。決めるのはアイツだ。」

それだけ答えるとゼファーは黙ってしまった。


知らない人が見れば寡黙な壮年男性である。が、実際は“特殊工作員”のリーダーだ。

しかもアモス王の腹違いの兄であり、アマリリスにとって叔父にあたる。幼少の一時期は、兄弟一緒に勉学、剣の習得に励み非常に仲が良かった。大人になっても仲の良さは変わらず、アモス王が誕生する際、ゼファーが自ら“特殊工作員”として裏からナビア王国を支えることを宣言した。その後は他国の動きを監視することに重点に置き、[死の森]に常駐していた。“特殊工作員”のメンバーのほとんどがゼファーを慕っていた当時の部下である。今回のジェロニモによるクーデターは、アモス王からアマリリスへの王位継承において起こるかも知れないと危惧していたが、防ぐことが出来なかった。


ゼファーは考えた。

「だからこそ、ナビア王国を正常な国家に戻すために我々が動かねばならない。アマリリスを王にするために民衆を纏めクーデターを起こすことは可能だ。問題はジェロニモと取り巻きのナンバーズだ。彼らを倒すには・・・。何とかなるかもしれない。」




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