登場人物紹介
ボルト
王国最強の剣士。非常にまじめで曲がったことが嫌いである。王国剣法の習得方法が性格的に合致したため、無心に剣を振り続けて王国剣法第7段階習得に至る。筋肉質バランス型。性格的に頑固なこともあり、ジェロニモ王子に目をつけられ修行の名のもとに制裁を受ける日々を過ごす。アマリリス王女の近衛兵になってからは接点がほとんどなかったのだが。
アマリリス
王からも民衆からも愛されている王女。非常に愛らしい表情と聡明な頭脳により非のうちどころがない次期王になるべく成長していたのだが、心根が優しいため暴虐無尽の王子を諫めることが出来ないでいた。幽閉されたことにより、今までの甘さが消え、王女としての毅然とした行動が執れるようになる。
ジェロニモ
非常にわがままに育ち、また権力に対する執着が半端なかった。評判の良い姉に対する対抗心もあり、いつの間にか畜生道に身を投じる生き方になっていた。王国剣法も真面目に取り組んでいなかったため、第6段階で止まっていた。本来なら第7段階を習得していてもおかしくない特別カリキュラムを受けていたのだが。中肉中背、常に人を見下す表情をしている。いわゆるサイコパスだった。
Mo4アントニー
王国剣法第5段階の使い手。細身で高身長、直情径行である。狡猾な顔をしている。
No3ジョン
王国剣法第5段階の使い手。低身長、思慮深く慎重型。悪鬼の顔である。
No2カーチス
王国剣法第6段階の使い手。全身筋肉の鎧を纏ったような偉丈夫。冷静に物事の本質を見分ける嗅覚に優れている。相手の強さに合わせて剣を繰り出す技巧派。もし、王国剣法第7段階を習得できていれば、歴代最高の強さを誇っていたかもしれない。残念なことに性格は悪い。特に年寄り、子供を嫌い、見かければ蹴り倒すほどだ。非常に残忍。顔には性格がにじみだしている。
No1トニー
王国剣法第7段階の使い手。ボルトに匹敵する強さを持つ。体形は筋肉質なバランス型である。残念なのはジェロニモ王子に気に入られ近衛兵の筆頭として任命されたことだ。常にジェロニモ王子と行動を共にするうちに善悪の境目がわからなくなり、最近では悪事にかかわることが快感になりつつあった。顔はポーカーフェイスである。
ボルトの強さは認めていたが、自分の方が強いことをいつかわからせてやる、と日ごろから反目していた。
ゼファー
アモス王の兄。前王の妾の子。面倒見が良く、常に大局的な見地で物事を俯瞰できる頭脳を持つ。あわせて強固な意志を持っており、生前のアモス王は非常に頼りにしていた存在。筋肉質バランス型。
ナビア王国の発展と将来を見据え、あえて特殊工作員としての裏の立場から国家を支えていた。死にかけていたボルトを助け、生きる希望を与えた。
ギネス
査問会の最高審判官。
国の良心といわれるほど、人情味ある正確無比な判決を行い、民衆から絶大の支持を得ていた。家族は娘が1人いる。
ジェニー
アマリリス王女に仕える特殊工作員の女。身分を隠し、アモス王の指示によりジェロニモの動きに注視していた。