Report:7 背後
安藤「いつ来るんだ……」
市松「私が外を見てきますね」
安藤「わかった、壊されるなよ?」
そしてドローンは部屋を出ていった。
安藤「いなかったのかな」
私は警戒しながら外をクリアリングした。
安藤「……いなさそうだな、よし」
私は再び通路に出た、その時、頭が弾けるような痛みが走った。
安藤「なんだ……よ」
そして私の意識は闇の中に消えていった。
市松「にしても安藤さんどこに行ったんだろう」
いた部屋を探してもいない、もう先に行っちゃったのかな?
市松「……GPSで探してみるか……ってバイタルサインが黄色……変な事が起きてるな」
先輩「どうかしたのか?」
市松「いや……安藤さんのバイタルサインが黄色なんですよ、変な事に巻き込まれてる可能性があるんですよ」
先輩「そうか、ドローンの操作技術はないがGPSは何となくできるぞ、よし、このボタンを押し……」
その時、鈍い音が部屋の中に響いた。
先輩「ぬおぉぉぉ……」
市松「大丈夫なんですか……?」
先輩「年か……」
そういやこの人、50を過ぎてるんだ。
市松「これですか?」
私は先輩が押そうとしたボタンをカチッと押した。
市松「これって……?」
先輩「3Dマップだ、これで大体の場所がわかる」
市松「そうなのですね……ってこれって」
先輩「ああ、少々まずいかもしれないな」
市松「……でも装備がはがされているのかな」
先輩「その可能性がある」
市松「そういえばこの村の3Dデータって、どこから持ってきたんですか?」
先輩「それはな、大体の構造でわかるんだよ」
市松「最近の技術ってすごいですね」
先輩「ほら、口より指を動かせ」
市松「はいはい」
????「ドーン」
先輩「誰だお前は!」
????「いやー、そんな警戒しても、無意味なんだよ、それに、私はここを壊したりはしない」
先ほどの女性だった、どうして戻ってきたんだ?
????「そういえば、連れ去られてるんだってね、私たちも行こうか」
先輩「私たち……ってどういうことだ!?」
????「ほら、行くぞ、おじさんはナビゲートを頼む」
先輩「おい!後輩ちゃんを連れて行くな!」
市松「でもこれ持ち出せるので問題ないです、では、よろしくお願いします」
私は最低限の通信機器とドローン操作に必要な器具を持ち、どこかに向かった。
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