Report:2 雑音
安藤「あれはなんだよ……」
明らかに精神が死んでいる目だった、どうしてなんだ……?
市松「ボディカメラで見てました、安藤さん、無許可で発砲しましたね」
安藤「仕方ないだろう、それにあの目、見たことがある……」
なんだ……あの目、思い出せ。
市松「今回のは正当防衛が効きますけど、発砲許可出ない限り、撃たないでくださいね、この事象がまだわからないので」
安藤「……わかってる、それでバイタルはどうだった?」
市松「そのことですが……安藤さん含む3人はバイタルサインが緑、その他の三人が赤、つまり3人はもう……」
安藤「故障ってことはないよね」
市松「ええ、故障の場合黄色に光るので……ないかと」
安藤「そうか、私の指揮のミスで」
市松「私は他の隊員の過去のボディカメラを見てみます、安藤さんは安全なところで待機していてください」
安藤「わかった、オーバー」
もう3人が死んだのか、どうして死ぬのが速いんだろうか。
安藤「……この場にいてどうかなるってのか……?」
私は黙って動いた、動くと言ったらあいつに止められるからだ。
安藤「にしても、こんなこと、久しぶりに感じたな」
こんな焦燥感、あの時と同じだ……その時は民間人に撃っちゃったけど。
安藤「……もうばれたのか?」
通信機が待機中だったので電波を開けた。
????「……か?」
安藤「赤い部屋かよ、冗談を言うな、市松」
????「……ないか」
安藤「電波の問題か、アンテナをにょきっとな」
????「まだ聞こえないか?」
聞き覚えのある声だった、だが誰かは分からなかった。
安藤「誰なんだ?そっちの名前を言ってくれ」
????「ああ、ハートのAだ」
安藤「……ご無沙汰だな、雨宮」
雨宮「本名ばれていたか……まぁいい、今はそっちには行けないが、こうやって電波に声を乗せて届けている、そっちは何かあったか?」
安藤「この作戦はトップシークレットだ、部外者には言えないな」
雨宮「あちゃー、そうだよな、まぁ、頑張ってこい」
そして通信機をブツリと切った。
安藤「久しぶりに話をしたが、名前あってたんだな」
噂で名前を聞いたが……合っていたとは。
安藤「……本当にしつこい奴らだな」
発砲したら怒られるよな……
安藤「逃げるが勝ちだ」
私は建物の二階に上がった。
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