46/53
理想像と人間像
ルーナは巨大な人間のゲノムモデル体であったが、クリーン・アローンの求める人間像、高度な知識や高潔な精神こそが核と信じ、光に繋がって導かれた生命体のために、操作室をつくっていた。巨人体の、人間ゲノムの実際の思考や行動を体感して欲しく、結局地球を滅ぼしてしまう原因になってしまったとしても、さらに遺伝子を解析してくれれば、高次元の人間の力を発見するだろうという考えであった。操作室を開き、クリーン・アローンの人間ゲノム論や手紙を読み、ケンペキ・ショウは涙をまた流してしまっていた。自分のクローンとして生み出したとしても、人間のゲノムを持ち合わせているのだから、元の私よりもきっと宇宙で生命の可能性を多く導き出してくれるだろうと想いを馳せている一文をしっかり噛み締めていた。ケンペキ・ショウの高次元の人間の、ゲノムの力なのか、ルーナはさらに宇宙船を包み、導く光を強くし、知識や精神を持つ生命体が待つ惑星へととてつもない速さで飛ばしてくれるのだ
「ペンギンしか、いないじゃないか!」
ノベルアップと小説家になろうに同時投稿




