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旅路と別れ道

こちらも今すぐにでも逃げたいところだが、三姉妹に止められた。危険極まりないと思っても、降り注がれてくる岩や火の雨あられを棒立ちで眺めているしか、今は生きる道は見えていなかったのだ。過酷な火山惑星であっても、熱を体の一部にしたり、熱を感じる目を持ったり、生きていく体と命は不思議なことばかりだと振り返れば、三姉妹の瞳が微笑んでくれた。デーナの交叉が戻っていけば、周りは穴だらけであったが、火山はまた浅い眠りについてしまったので、歩き出すことを決めた。

 赤角人たちが掘り、作り上げた温泉にまた浸かることができた。温泉上りにはこれだと宝石を見事に加工した青いグラスと結晶玉は地下水を冷やし、爽快な甘みを含ませ、三姉妹から渡された。赤い髪を一本に三つ編みに結びながら、垂らすルクミルが長女だと、求愛を受け取ったが誰を選ぶのかとタンポポ・タネの瞳を覗き込んできた。

「求愛? 気付かなかったぜ。なんだっただろう? ああ! 同じ景色を見れて、高い山と長い道を歩いたことだったのか。愛の求め方って、色々あるなあ。三姉妹から選べるなんて、贅沢。三人とも開眼と足腰が揃ってるから、愛も伝わっていたんだね。じゃあ、最初の足湯に浸かってくれたのは? ルクミルか。デーナといっしょに長い旅路を歩いて欲しいんだ」


小説家になろうとノベルアップに同時投稿

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