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覚醒と瞑想
背中から噛み付いてきたのだが、大剣で防げば、お互いの目が合った。黒い豹の女王は睨みつけてはいても、開眼したままの三姉妹が怯まなかったのは、予報と予知ができていたからだ。火山は誰の味方でもなく、彼方から降り注ぐ岩石までもデーナの目は捉えられ、今競り合っている位置はひどい嵐模様と大きな穴が開く風景が見えているのだ。両手の爪が届かない間合いを取るため、蹴りを腹に入れると、黒豹は後退するが、低い姿勢で構えている。デーナも再度、両足でしっかりと踏みしめて、下段の脇構えで睨み合う。両者はそこから微動だにせず、空からの岩石が少しずつ大きくなっていく。女王の黒豹が避けるための道筋は限られてしまえば、その道筋も三姉妹には見えているので、タンポポ・タネは構えを崩さなかった。
「ミル ミル ルクミル ルクミル ミル」
「ああ! やっぱり、生きる道というのは限られていても、あるものだ!」
黒豹が避けていく道先にデーナが構えていれば、大剣を振り上げれば、黒豹の女王の体は割れて散っていった。
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