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覚醒と瞑想

熱を恐れることはく、山から出てきた角を持った巨人をも獲物と捉えた女豹の集団の動きは素早い。剣と銃に分け、種弾に切り替え、逃げ道を探す。目を閉じたままの視覚処理ならば暗闇の中の熱源を正確に探知でき、スコープもなにも装備していないデーナでも、交叉状態で蒸気やマグマが噴き出す危険な道がわかった。タンポポ・タネにとっては慣れない視界だったが、豹やそして火山活動を休めている場所を特定できている。種弾を撃ち込みつつ、三姉妹が見つめる先へとデーナの足で進む。火山だらけの惑星であるガスが噴出したり、マグマが潜んでいる道もあり、決して豹の足の速さだけが生死を決めるわけでもない。追ってくる中でガスが溜まった源を通れば、その瞬間後ろで豹の集団の雄が何匹か焼かれていく。マグマがまだ固まっていない山肌を見極めることが出来れば、追っ手の足は溶けていくのだ。

「この視覚を上手く扱いたいところだけど、中々難しいぜ。人間の視野じゃ、温度ぐらしかわからないや」


小説家になろうとノベルアップに同時投稿

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