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温泉を掘る銀色の巨人

デーナもスーツや腰に命綱を装備しているが、そのままの人間のモデルでは山を下りたり、ガスが覆い尽くしている環境で温泉を探すのは難しかった。

「どこでも掘る訳にはいかないしな。それならば、デーナへの転写を確かめるしかないぜ。後ろ狭くて、ごめん。トリガーのゲルがあるでしょ。赤角人との交叉を、運命のモデルがわかるものだ。その瞳で見てくれないか」

タンポポ・タネは後ろにいる三つ子の赤角人の目をじっと見つめたあと、視線を複座のトリガーに移した。真ん中に座っていた三姉妹の三つ編みのルクミルが閉じていた目を一瞬大きく開いて、ゲルからトリガーを握った。デーナのモデル物質は交叉を確認し、転写可能画面が表示されている。

「交叉する二対の結合! まあ実はデーナがどうなるかは、僕も見てみないとわからないんだ。赤角人の目なら、なにも問題はないよ。じゃあ、運命を試してみよう。いくよ」

タンポポ・タネとルクミルはトリガーを押し込むと、デーナへの転写が開始された。

ノベルアップと小説家になろうに同時投稿

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