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三本の角 一つの石

噛み付きを防いだ光差剣銃の刃から体液を手に入れることができ、分析した結果をマクロ船で確認できた。デーナのおかげの出会いだなとタンポポ・タネは目の前の赤角人の三姉妹と向き合うことができていた。この惑星環境に対応するためか、遠く離れた別の火山に無事へと登れる足腰と、すぐに住処を作り上げている輝き、熱く燃え上がっている掘削機に驚いていた。すでに磨かれはじめ、照らされた火山の中の道を赤い瞳を閉じ込めたままの顔で三姉妹だと、その声の意味をバイオミーの言語データで読み取った。逞しい太ももと、細い足首と、頭半分から耳までを覆う真っ赤な角は胸まで垂れ下がって、もう半分から赤い毛を三人とも様々な結び方と宝石で飾られ、体は同色の鎖帷子に覆われたドレスを身にまとっていた。赤い細長い面構えと筋の通った浅黒い顎の周りは、頑丈に力強く形作られ、しかし彼女達のそのラインは美しさと鋭さの印象を受け、雌雄の違いが見て取れた。山を登り、女豹から逃げおおせたタンポポ・タネやカシア、チーシャの三人を迎え入れ、この社会的集団の中心に案内してくれているのだ。

     


小説家になろうとノベルアップに同時投稿

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