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熱い温泉 怖れる視線

三人の紅い角人達は目を大きく開き、足を強く踏み込んだのか、熱いお湯がタンポポ・タネに掛けられてしまった。そのまま、逃げていった。

「当たり前だけど、警戒心が強いな。しかし、熱いな。これ。けど、燃えてきたな」

顔を拭って、周りを見回しても、どこにもいない。温泉の湧き場所から、出ていったのかと、バイオミーの子機に確認した。湯気の中で影が三つ、上へ壁を登っていき、姿を消していた。岩壁を見上げると、そこにも小さい割れ目があった。自力で登るにも命綱がいると判断し、やはり、交叉対象の存在との出会いで、上へと目指すことを決意した。デーナにも温泉の効能があるかもしれないと、再度ともに山登りを始めるために、黒い火山の外に出た。待たせていたデーナと周りの安全を目視して、乗り込み、その目を頂上へと操作で動かした。

「外からは何も異常はありませんでしたが、リーダー。さらに上を目指しますか」

「ああ。彼女達も上っていったようだし、もう少し上まで行ってみようか。中の構造も、少し見られたからの、想像と行動さ。足湯にはどうかと思うが、カシアもチーシャもいっしょに入れる期待もある」

「温泉ですか。どんなものでしょう。まあ、いっしょに入るというのは気持ちがいいに違いありませんよ」

「キュ キュア キュセ キュ キュ」

「温泉って、何かって。海とは違うから、泳げないけど、ジン・ハナサカは子どもの頃、こっそり泳いでいたそうだ。温度や成分でバイオミーに二人の入浴や環境の状態を調べてもらおう。さあ、デーナ。そこに山も交叉対象もいるなら、また登ろう」


ノベルアップと小説家になろうに同時投稿

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