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コミュ障TS転生少女の千夜物語  作者: てぃー
3章

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拝啓、過去の私へ。未来の私から。

「なるほど、等価交換の悪魔。正体は何となく掴めてきたわね」


 ヘレシィは目の前で繰り広げられる、己の幼少時代の光景を眺めながら困ったように微笑んだ。


 『悪魔』とは、敵じゃない。

 『悪魔』とは、ただの魔力現象だ。


 魔法の基となる魔力は切っ掛けを与える事で様々な効果を発揮する。それこそ全能で、出来ないことなど何も無いと言わんばかりに万能だ。それを人の手が及ぶ範囲で制御したものが現代の「魔法技術」なのだ。


 ではそんな魔力が限界まで高まった場所があったなら?


 きっと些細な切っ掛けで魔力は暴走する様に働き、魔法効果が発揮されてしまうだろう。

 知的生命体の意識に反応して、その者の無意識下の願望を反映する様に魔法を起こしてしまう。


 しかし、この場はまだ【霧降山】に至らない。

 魔力は暴走し始めているが、願望を叶えるには空間中の魔力が足りず、他の何かで補う必要がでてしまう。

 生じた魔法は不足分の魔力を発動者から吸い取って利用する。それでも足りなければ肉体を、あるいは生命力を、その者の全てを材料に効果を果たす。

 それこそが【等価交換の悪魔】の正体だった。


 願いを叶えるために霧降山を探し求めても、その一歩手前に潜む、願いを叶える悪魔に殺されるのだから不遇なもの。


「さて、さて……どうしたものかしらねぇ」


 今はまだ暴走した魔力がヘレシィの願いを探して、過去を暴いている最中だ。

 ここで何か願う様な事を思えば魔法が発動してしまう。内容如何によってはヘレシィの生命力すら喰い尽くして、さきほどみた老人のように対価で命を持っていかれる。


 そうと分かれば脱出は簡単だ。

 周囲の魔力と己の間に仕切りを設ければいい。魔力の方から自分に干渉してこないよう事前準備さえあれば、悪魔は現れない。


 だけど……。

 ヘレシィは悪魔を抑えずに、目の前で繰り広げられる光景に没頭。微笑みを深めていった。


『止めてくださいお母様! 違うの! その子は、違うんです! 悪い子じゃないの!』

『……ヘレシィ。聞き分けを覚えなさい。可愛く見えても闇は悪、魔物は絶対悪なのですよ』


 幼い時の自分が、小さな魔物を庇う。

 殺そうと迫る義母から守るため背中に隠すが、強く頬を叩かれて思わず叫びを上げた。


『っ! まだ幼い子犬じゃないですか!』

『良く見なさい!! 子犬に目が四つもありますか!? これは魔物です。大きくなったら人を襲う、魔物なのですよ!』


 ――場面が変わる。


『あの……どうして家の地下室にエリちゃんが居るの? どうして縛られてるの?』

『殺しなさい。彼女は闇を崇拝した極悪人です。子供であろうと禁忌を破れば、それはもう人間とは呼べません』


 一番仲が良かった親友のエリーチカ。

 彼女は手足を縛られて、ヘレシィに縋るような目を向けていた。


『そんなっ、そんな訳ない!! やだ! 友達を殺すのは嫌!』

『まぁーー! 何を言いますか! 悪を庇うなど、貴方まで光に背くのですか!!? これこそ正しい道なのですよ! さあ、やりなさい! 早くッ!』


 ――場面が変わる。


『痛いっ! 痛いです!! 止めて、お母様!』

『我慢しなさい! 拷問の一つも耐えられなくてどうするのですか!? そんな事で大切な情報を漏らしたら、主へ何と詫びればいいのですか!』


 執拗な教育。偏執的な崇拝。

 ヘレシィの義母は宗教に狂っていた。


 元々、エクリプス家とは血の繋がりを持たない家系だ。

 次代を担うに相応しい魔力を持つ孤児を探して、教育する事で後継者とする。今よりも良い次へ。彼等はそうすることで、神に仕える相応しい人物が出来上がると考えていた。


 だが愛の無い教育は代を重ねるごとに凄惨さを増し、狂人を生み出す儀式へと化していく。


 ヘレシィが受けてきた教育は想像を絶するもの。

 誰であろうと断罪できるように、親友を冤罪で処分させられた。痛みに耐えれるようにと受けた拷問によって、生殖器がズタズタに切り裂かれて子供はもう作れない。

 

 熟睡できた日などない。

 奇襲に気付かねば、お前は死ぬ気かとベッドから池に叩き落されて、そのまま意識を失うまで沈められる。当然翌日のご飯は抜きになる。

 栄養不足になれば、飢餓状態でも生き延びる努力を知れと、何でも食べれる鍛錬をさせられる。木の根や土は食べ飽きて、昆虫など御馳走になった。


 スラムで暮らす孤児であったヘレシィは引き取られてから初めて地獄という場所を知った。それでも光が素晴らしいと義母はささやいた。


「ああ、懐かしいわねぇ。そういえばこんな事もあったかしら」


 人には教えられない、辛く、後ろめたく過去がヘレシィの眼前で延々と再生される。

 しかし教育と称した虐待はヘレシィが引き取られて3年、12歳になった時、唐突に終わりを告げる。


 過去の映像の中で、義母は死んでいた。

 幼いヘレシィが持ったナイフで全身をめった刺しにされて、驚愕の表情を浮かべて息絶えていた。それでも幼いヘレシィは止まらない。義母の遺体に馬乗りになると、顔面が完全に崩れるまで何度もナイフを突き立てる。


 懐かしい映像を見てヘレシィは笑う。

 それはもう、楽し気に。過去の自分と同じ顔で笑い続ける。







 ――キャラクタークリエイション。

 迷宮を歩く相馬大翔(ハルト)の前に懐かしい画面が浮かびあがった。

 この世界に来る切っ掛けとなったものにして、ずっと後悔していた超常現象。


 彼は驚いて飛び上がると数歩後ずさった。映像に剣を向けて、これは何かの罠かとハルトが警戒を高める。

 しかし周囲にいた筈の仲間が消えている事に気付くと、彼は大きく息を吐いて逡巡、ゆっくりと画面に近寄っていった。


 なぜ迷宮でキャラクリ画面が現れる?


「これは夢か?」


 数年ぶりに見るキャラクリ画面は初期のものだった。

 マネキンの様につるんとした人形と、下に設けられたステータスバーだけが寂しく映っている。


「まさか……俺に、やり直させて、くれるのか……?」


 心臓が高鳴る。

 誤った選択を無かった事にしてくれるかもしれないと希望を見せられて、ハルトは無意識に画面へ手を伸ばした。だが、触ろうとしても映像はハルトの手をすり抜けた。


「っ!!」


 やり直したい事があるのに。

 このままでは、ダメなのに。


 画面はハルトを触らせない。何度繰り返しても、幻のように画面はハルトを拒絶する。

 そうしているうちに、日本にいた頃の自分――今より少し年を重ねた大翔――が浮かび上がってきて、キャラクリ画面を操作しはじめた。こちらにはまるで気付いた様子がない。


「……まさか、これは過去の映像か?」


 なんとなく事情を察する。

 周囲はいつの間にか迷宮から自分の部屋に変わっているし、もう一人の大翔の行動も、自分が覚えている事をなぞらえているように感じた。

 過去の自分は怪しげな画面の文言を読み込むと目を細めた。


『なんだ、キャラクリエイト?』


 最初に出てくるのは警告文だ。

 操作に従えば二度とこの世界には戻ってこれなくなる。それでもいいなら、次を押せという内容。


『……やるしかねぇ!』


 当然これはクリック。当然だ。


 ここじゃないのだ。ハルトが間違った選択はまだ先にある。


 次に出てくるのは、この超常現象を起こした存在の自己紹介と目的の伝達だった。


 キャラクリをさせようとする「神」を名乗る存在は誰かを探しているらしかった。

 捜索対象の名前は不明。詳しい外見も不明。どこにいるかも不明。ついでに、いつ生まれてくるのかも不明。その人の事は何も分からない。けど、ただ、見つけたい。


 神は己の望みを叶えるため、この世界から色々な人間を、色々な年代に送り込んで実験的に探させているらしかった。

 しかし、クソ雑魚な地球産人類を異世界に送り込んだところですぐに死ぬだけ。そこへ生き残れるだけの能力を与えるのが、このキャラクリエイトだ。


 でも考えるの面倒だから、許容範囲――ポイントで明記――で自分のアバターを好きに作れと神は言う。


 幾つもの文章に同意していくと、捜索対象が最後の画面で現れた。

 まるで落書きだ。子供が一生懸命、地面に描きましたという判別不可能な一枚を見せられる。


『……無理だな』


 うむ。無理。

 ハルトは久しぶりに見る画像を前に、やっぱり無理だろこれと文句を垂れる。


 画像の中には5人と一匹が映っていた。それは分かる。でも、それ以外が分からなかった。


 まず性別が分からん。表情も分からん。特徴が何も分からん! 辛うじてわかるのは子犬がいることぐらいだけど、犬の見分けとかつかないから俺。もしかしたら猫かもだし、これ!

 まあいい。こんなことはどうでもいい。神もあまり期待してないような文言だったから、人物捜索は努力目標と言っていいだろう。


 そんな事よりも、ハルトには一つだけ後悔があった。

 このキャラクリエイトでどうしても、やり直したい事。おふざけと思って、適当にやってしまった事。


「こい……来い……」

 

 ハルトは待つ。

 改変できるかは不明だ。

 しかしこんな明晰夢、普通じゃない。ならばきっと、ここで行動すれば何かが変わる。


「もう少しだ……能力は何でもいいだろ、悩むな俺。そんな所はどうでもいい……早くしろ俺!」


 ハルトは待つ。その時を、待ち続ける。

 そしてついにやってきた。


「ここだ! いけるか、改変――!!」


 ハルトの切望に呼応して体中の魔力がごっそりと消失する。そしてハルトは己の肉体が全て消えていくのを自覚した。







「ん……みんな、いる? いない?」


 静まり返った洞窟で何度も前後を振り返る。


 マーシャどこ行った? ハルトは? ヘレシィさーん?

 精一杯の大声で名前を呼んでみたが返事がない。


 それでも居なくなった皆は、実はどこかに隠れているんじゃないかと探すが見当たらない。まず隠れる場所がない。


「怖くない。怖くない……」


 仕方なしに、誰も居なくなった洞窟を一人で歩く。もう一度後ろを振り返るが……誰も居ない。


 なんでみんな俺を置いていくかなぁ?

 しかも明かりの魔法を使える人がいないから、視界が凄い制限喰らうんだけど。俺の夜目が効かなかったら危なかったでしょ。


 おーい、帰るよ。誰かぁ。


 帰ろうよぉ……。

 何度だって声を掛けるけど、反応無し。俺の声だけが静かに洞窟へ溶けていく。


 無視は酷いと思うの。


「怖くない」


 これもう、いいよね?

 夜人出すよ。誰も見て無いし、いいよね?

 文句ある? ……よし文句ないね。はい出します。


 足元の暗闇にむかってヤトを呼ぶ。

 1人は寂しいし、周囲に人いなくなっちゃたから助けてと。


 だが出てこない。

 聞こえなかったかと影を叩いてみる。反応無し。

 ヤトも銀鉤も佳宵だって、だれも俺の声を聞き届けてはくれなかった。


「っ……なんで?」


 まさか、夜人まで俺を置いて行った?


 …………そんなのありかよぉ!?

 夜の神は? 居るよね!? ねえ!!


 ―― いるよ。


 いたぁ! 神様いたぁ! 良かった……。

 当然のように返ってくる【夜の神】の声を聞くと、恐怖に圧し潰されそうになっていた不安が一気に立ち消えた。これで怖いもの無しやでぇ。

 ……なんだか涙目になっていたのを拭ってマーシャ達を探して歩く。


 まったく、アイツ等め。迷子とは困ったものだ。


 でも、よく見ればここ、迷宮の深層とは違う場所みたいだった。

 今まであった支保が無いし、坑道じゃなくて自然の洞窟に見える。周囲も土というより岩壁に変わってる。


 なんだか見たことあるような場所。


 ……ああ、そうだ。

 この世界に来るにあたって俺が最初に出た場所、今は神殿に改造されちゃった森の洞窟にそっくりなのだ。


「あ、誰か居た」


 数分ほど歩くと、ようやく人影を見つけた。


 それは地面にうずくまって何か作業をしているようだった。

 小さく、黒い物体が蠢いているようでなんだか怖いけど……近寄らなければ、何も分からない。

 

「なにして……あれ?」


 声をかけて気付く。地面にうずくまって居るのは俺自身だった。

 いや、男の俺じゃない。このヨルンちゃんボディにそっくりの誰かだ。


「……」

『……』


 なんで俺が居るの?

 ホラー展開はもういいよ……と、嘆きたくなる。つい物陰に隠れて様子を伺った。


 でもしばらく少女の様子を見ていていたら、我慢できなくなってきた。俺には、このまま彼女を放っておくことは不可能だ。一人寂しくしゃがみ込む少女に声をかけてみる。


「なにしてるの?」


 少女の隣で、同じようにしゃがみ込んでみる。

 けど彼女は俺の事など存在していないかのように無視していた。


 少女はうつろな目で、石を片手に地面に何かを描いている。一心不乱。呼吸すら忘れているような集中力、それでいて、諦観に似た絶望を伴って彼女は絵を描き続ける。


 なんだろうこれ。

 完成まで待っていたら、2人の人間らしき落書きが描かれた。


 片方はたぶん彼女自身。

 もう片方は……分からない。特徴がない。

 まるで夜人のように、全身が塗りつぶされ、ぼんやりとした印象で描かれているソイツは、絵の中で彼女の事を抱きしめていた。


『……』


 出来上がった絵をジッと見つめていた少女だったが、石を放り投げると寂し気に膝を抱えて丸まった。


 この洞窟にはただの生命一つも無く、世界に彼女以外は存在しない。

 孤独と絶望だけが打ち付ける冷たい空間。吐く息は白く、凍える少女は自分で自分を抱きしめた。小さく「さびしい」という嘆きが誰の耳にも届く事なく消えていく。


「あ」


 だが、先ほどの落書きから《《夜人》》が生まれ落ちたように抜け出てきた。少女の事を優しく抱きしめる。

 少女も最初は驚いたようだったが、応じる様に抱きしめ返す。しかし何かが気に食わなかったようで、すぐそいつを突き飛ばすと再び丸まってしまった。


 ……ああ、分かった。


 あれは夜人だ。

 だけど、あの夜人じゃダメなんだ。


 彼等を見続けた俺には分かる。あの夜人は生きてない。

 ただ「抱きしめろ」と願われたから、それを真似ただけで、そこに感情は含まれない。人形と変わらない。


 よく見れば洞窟中の壁に無数の落書きの跡が残っていた。描いては消し、描いては消し。生まれ落ちた命なき夜人に失望しては、また次を描く。彼女はそうやって孤独に耐えていた。


「自分以外の人を見た事が無い?」


 俺は投げ捨てられた石を拾って、再び彼女の元へと戻る。


 夜人に顔が無いのは、彼女に笑顔をくれる人がいなかったから。愛が無いのは、彼女が受け取った事がないから。

 ヤトも、銀鉤も、佳宵もそうなのだろう。仮面を被っていたり、そもそも人としての顔が無いのは彼女がそれしか知らなかったから。


「だけど、大丈夫。もうすぐ貴方を愛してくれる人が現れる」


 俺は"彼女"の隣に座って絵を描いていく。

 ゆっくり、ゆっくりと。下手くそな絵だけど、俺の知ってる限りの想いを籠めて描いていく。


 鎧姿のヤト。子犬姿で可愛く媚びを売る銀鉤。狐面をずらして仏頂面を晒す佳宵。そんな三人に囲まれて、笑顔を浮かべる少女の姿を次々と描いていく。


「でも、まだ足りないね」


 そして、一番大切な聖女さんを書き足して……完成だ。

 彼女に見せようと振り返れば、既に彼女は引き込まれるように俺の絵を見ていた。

 しばらく絵の人達をジッと羨まし気に眺めていたが、不満な所を見つけたようだ。彼女は俺の方に振り返ると口をとがらせて言った。


『まだ足りない』


 石を奪い取られ、絵の中に一人の男が書き足される。

 スーツ姿で疲れた表情。でも優し気に彼女の頭を撫でる存在。それは、まさか。


『ん……これで良い』


 気付けば俺の体は昔のモノに戻っていた。

 くたびれたスーツ姿の、どこにでもいるような男。それが俺だ。


 小さな女の子が期待する様に見上げてきたので、思わず頭を撫でてしまう。

 自分がされると嬉しいように。聖女さんがしてくれたように慈愛を籠めて。優しく少女の頭を何度も撫でる。


『ん』


 それでも足りないらしい。

 少女は俺の手に頬を擦り付けるような仕草をしてきた。潤んだ瞳を向けられたので抱き上げてみると、冷たい体温だった。両手は小さく震えている。それが嫌で、俺は力一杯抱きしめる。


 できる事なら、この孤独な少女にも救いが欲しい。

 未来で出会う聖女さんという希望を知って、もう少しの間だけ耐えて欲しい。

 

 幻なのか、夢なのか。

 この訳が分からない状況に、だけど、俺はそんな願いを籠めた。


「うん?」


 ……なんか、一瞬ですごい疲れた気がする。

 なに? 何事?

 ごめん少女よ。降りてくれる? 俺ぶっ倒れそう。


『うん。じゃあ私、待ってるから……ね、お父――



 ―― うわぁああ!! ちょっと! ちょっとストップ!



 【夜の神】の焦り声。

 まるで壊れたビデオのように、視界にノイズが入って、場面が変わる。


「……?」


 ここはさっきまでいた洞窟じゃない。俺の姿も、ヨルンのものに戻っている。

 どうやら気付けば迷宮に戻ってきたようだ。あの子もどこかへ消えてしまった。


「ヤトー」

「?」


 あ、よかった出てきてくれた。

 ふーむ、じゃあここは現実世界か。


 さっきの不思議な世界は何だったんだろうか?

 なんとなく、あの子が昔の【夜の神】だったのは分かったんだが、やっぱり幻?


 まあ、それはいいや。

 迷宮では不思議な事が起こると誰かが言ってたし。それより気になることがある。


「ね。夜の神は、最後なんて言ったの?」


 ―― ………………ひみつ。


 秘密らしい。

 なるほどなー。


 なんて言ったんだろ?


神話時代の夜の神「ちょっと人探して、連れてきて」

夜人s「!!?」


夜人s「主は人身御供をご所望だ!」

人間&天使「(((( ;゜д゜))))アワワワワ」


  /\/\/\/|

 < 大戦勃発 ! >

   |/\/\/\/


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― 新着の感想 ―
[一言] スゲェ天才か
[一言] お父さん呼びとはてぇてぇがすぎる! 浄化されちまったじゃねぇか…
[一言] 夜人に任せると碌なことにならないとはこのことか。
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