2ー57 沸騰
△▽△▽
ジルは、寮に案内されていた。
家から、通う予定だったが逆に迷惑を掛けてしまうので母もそれがジルにとってもいいと進めてくれた。
週末などに会いにいつでもいける距離なので母さんも寂しくないと言う。それにジルもやらなければならない事が出来た。今は、どうすればいいかさっぱり判らないけれど。準備していれば機会は訪れるはずだ。
ジルの案内された寮は、2人で1部屋をシェアーするようで大抵は、先輩と相部屋になるとの事だった。
「この部屋かな。bー2323」
頭の数字から意味があるようで1なら女子。2なら男子寮。3が建物の階でつまり3階。23の下2桁がルームNoだと管理人が教えてくれた。
「おじゃまします。今日からお世話になるジルです。」
中は、整理されて綺麗に掃除もされている。
「おお、君だったか。急に一人追加で入寮すると聞いて誰かとおもったがジル君だったか。宜しく。」
「あ、先日はありがとうございます。今日から宜しくお願いします。タロウ先輩と同じ部屋で嬉しくおもいます。」
「お、先輩か。いい響きだな。まぁ噂は気にするな君の実力は大したものだが、まだ世間は知らんだろ。困ったことがあれば相談してくれ力になるよ」
偶然にも先輩と同じ部屋でジルは安堵する。
「ジルも今晩、新入寮生徒と小規模な歓迎会をするんだ君も急だが参加するといい。腹わって話せば、お前が至って普通の性格だって皆も気付いてくれるさ」
「タロウ先輩、ありがとうございます。改めてお世話になります!」
△▽
朝早くから、来たこともありタロウ先輩はこれから一汗かきにいくらしい。毎朝の自主トレーニングは日課らしい。
「僕もご一緒してもいいですか?」
「お、いいぞ。ただメニューは変えないぞ。途中でついてこれなくなったらそこまでだ。」
「はい。すぐ準備します。」
軽く、ランニングできる軽装に着替えて寮の前に行く。
「さあ、朝のマナを吸おう。」
タロウ先輩は、寮の前にある広場に移動して特集な呼吸法から初めていた。
ジルも見て感じて真似をしてみる。
熊族の武術は、不思議としか言い様がない。まだ基本の基本からだとは思うが最小限度の動きで最大の打点を生み出す事を目的にしているようだ。
防御特化でありながら反撃時は、致命的な一撃で相手をねじ伏せる。まさにそんな例えがあっていた。
「ジル、お前は見ている世界が少し違うようだな。」
「先輩、判るんですか?」
「ほら、君は僕が造り出す呼吸の変換点を凝視しているだろ」
マナの渦を見ているだけだった。先輩が呼吸を始めると周囲のマナが吸い込まれると同時に一点にあつまり。さらにそこから糸を紡ぎ出すように1線の棒のようなラインが出来上がっていた。
「多分、君が見ているものは僕自身も見る事はできない。感じてどうなっているか。作っている本人だから判るレベルだ。君以外では可視するようには見えないだろ。」
「でも、僕はマナが使えません」
「はたして、そうだろうか?」
「君は、誰よりもマナに愛されている。僕らの使うという事象のさらに上にいるのではないかと思う。己の道は必ずあるはずだ。多くを学んで成長していけば見えるものも出てくるはずだよ」
ジルは、マナを感じるが同じように操作はできない。それでも動きだけでも真似をするように呼吸を合わせる。深呼吸しているだけでもタロウさんと同じこと出来ているとイメージできる。
スーーハーーー。
「さあ、準備体操は終わりだ。走り込みに行くぞ。器を鍛えないと危険だからね。」
帝国の南区外周に位置するこの場所は外壁の城壁に沿ってランニングコースとして利用されることがおおい。朝から何人かの人が走って汗を流していた。
「先輩は、どうして騎士をめざしているんですか?」
「ああ、そのことか。そうだな俺があの場所が生きにくかったからかな。
何しろ排他的な地域だったのさ。特に人間と獣人の間に産まれた俺は、珍しかった。母が人間で、親父と出会ったのが運命的だったらしく。
親父は、親族の反対を押しきってお袋と結婚したのはよかったけど、俺が物心つく前にお袋は、病で死んじまった。親父が男手一人で育ててくれたわけだが俺の顔を見るたびにお袋の顔を思い出して悲しい顔をするのに耐えられなくなったてのが理由の一つだ。
親族は、陰口で人間なんかと一緒になったから不幸になったとかよく言われていたよ。だからだろうな。お袋を否定されてるみたいで堪らなかった。よく、子供同士で喧嘩したもんだ。親の陰口を子供も聞いているからね。
そのたびに怪我させた相手に親父が誤りに行ってた。そして帰ってくると俺にまで「すまない」って言うんだぜ。たまらくなく、自分に嫌気が指したもんさ。だから、独学で熊族の武術を近くの道場を遠目に見ながら修練したのさ。
いつか、お袋を馬鹿にした奴らを見返してやりたくてね。だから俺の動機なんて不純なのさ。あんまり立派な理由じゃなくてガッカリしただろ」
「でも先輩のマナには、怒りは少ないですね。むしろ父親の愛情で一杯でした。」
「お前には、お見通しだな。そうだ、俺がこに帝国騎士学校の入学を進めたのは親父さ、もう面倒みるのも疲れたのかと思ったが、そうじゃなかった。親父はずっと考えていたらしい。自分が愛した女の子供が惨めな人生を歩む事だけは許せなかったらしい。ずっと働き詰めで、親族にも頭を下げて金をかき集めていたみたいだ。
旅立ちの日に、ぼろぼろの汚れた袋を渡された。どんだけ苦労してるんだよ。親父は、、、。それを後から知った時に親父の見方が変わってな。そんな親父にも誇れるようになりたいって強く思ったわけよ。何か言葉にすると照れるな。こんな事、話したのはお前が初めてだ」
ジルは、同情とかそう言うとのとは別で母さんの事とダブらせた。
そして痛いほど、その愛情が真実である事を感じた。
親父さんも子供の為に生きることが幸せだったのだろう。どんな苦労もその為なら耐えられる。そんな強さを感じた。
「おっと、辛気臭くなったな。俺のことはこのぐらいにしてもう一走りしたら風呂にいくぞ」
ジルは、タロウの後ろについて走った。汗が額から流れ落ちる。朝日が眩しくなってきた。鳥のさえずりも聴こえてくる。
大浴場の近くで整理体操をして風呂に向かった。
「風呂上がりは、これだ!」
「何ですかこれは?」
「これは、スペシャルドリンク 瓶牛乳だ!」
「ただの冷えた牛乳に見えますが」
「そうだ、その通りだ。だがここの、牛乳はひと味ちがうぞ」
タロウ先輩は、腰にタオルを巻いているだけでほぼ裸だ。
腰に手をあてて瓶の蓋をあけた牛乳をぐびぐびと口に流し込んだ。
「だぁーーーー。ぅまい」
ジルも真似をする。
‼️
なんじゃこりゃーーー。
「判ったであろう。この為に毎朝ルーティンをしている価値はあるだろう」
「はい!。明日からも宜しくお願いします。」
「おう、気がすむまで付き合ってやるさ」
ジルとタロウは、寮に向かい各自、学校への準備をして向かった。
新入生の校舎は、上級生とは別れている。4階建てで階ごとにクラスと設備がある。ジルは4階へ向かう。
「おはようございます。」
挨拶して教室へ入ると何人かすでにそこにいた。アスカは、入学早々に休養でお休みをもらったらしく今日は、顔見知りがいない。
そんなジルの様子をみてか一人の生徒が声を掛けてくる。
「アスカ様と仲が宜しいようですわね。私、ルビィと申します。以後、お見知りおきを」
「ありがとう。誰も話かけてくれないんじゃないかと心配していた所なので」
それを聞いたルビィは、予想した回答ではなかったらしく顔を真っ赤にさせて同様していた。
「べ、べつに好意があってお話した訳ではないのよ。騎士には、必要な心意気なのよ。」
なんか、説明になってない気もするが、ルビィが話かけてくれたおかげで他の人も普通に話かけてくれるようになった。
△▽
「それでは、授業を開始しますね」
担任のポットさんが、生徒を並べて今日は、実技授業でグラウンドから始まった。
それでは、二人一組になってください。
お、いきなりの難題。アスカもいないし。どうしよう。
そうしていると、背後から声をかけられる。
「私が、パートナーになってあげても宜しいわよ」
ルビィさんだった。
「宜しくお願いします。ルビィさん。」
「さんはいらないわ。ルビィでいわよ。ジルって呼び捨てしていいかしら」
「もちろん」
担任のポットさんは、組合せが出来た事を確認すると今日の実技内容を説明してくれた。
簡単にいえば塹壕造りだった。
二人一組で、なるべく強固な塹壕を作ればいいらしい。
これって、マナ操作必須ではないですか、、、。手で掘れと!
ルビィに申し訳ない。
「ごめんね。マナ操作出来ないから足手まといかもしれない」
「あ、その事ね。問題ないわ。私も出来ないもの」
おい、ポンコツ二人で何を作らせる気だ。
「では、昼までに形にしてくだだい。午後からは、それを使って勝ち抜き戦をしていただきます。作る場所、規模は任せますがエリアは、この第一校舎のフラッグから半径2km以内とします。」
広いようにも感じたがクラスの人数は50名近い。その半分だから20個以上の塹壕ができるわけだ。
ん、「ルビィ何してるの?」
「塹壕探ししてるの。だって、マナ操作出来ないんだもん」
「でも、作らないといけないのでは?」
「あなた、頭がいいのに先生の話。ちゃんと聞いていた?」
そう言えば、作れとは一言も言ってなかった。塹壕と言ってはいたが形や方法は言っていない。拠点を用意しろと言い換えられる。
「つまり、この限られた場所で拠点を探せばいいのか」
「ビンゴね。あとは、賭だけど午後の勝ち抜き戦の想定内容ね。それ次第でだいぶ選ぶ拠点がかわるわ」
「じゃあ、空中にしようか」
「そんな事できるの?」
「3時間か。ギリギリかな。一ついい案があります。」
△▽△
「これ本当に起動するのかしら?」
「大丈夫だと思う。軽くしたいから服脱いで」
「え、ここで脱ぐの?」
「他にどこで脱ぐのさ。僕と君でギリギリの重量だと思うから。一回試験しておかないと午後一で使えるかわからない」
「見ないでね。これでも女子なんだから」
「はい、善処します。でもモデリングするときは無理だからね」
「私、こんな所でお嫁にいけなくなるのね。でもジルならいいわ、男前だし」
「話が飛んでますけど、始めますよ」
「はーい」
△▽△▽
「それでは、午後の授業を始めます。午前中言った通り勝ち抜き戦の方法は、フラッグサドンデスです。各拠点に旗を配ります。10分おきに防衛と侵略を入れ替えます。
防衛に成功で2点。相手のフラッグ奪取で旗1個につき1点。連続防衛で2倍づつ加算していきます。最後に(0.1×防衛成功点数)×旗の数をチームの点数とします。
旗をとられた場合は、次の開始の合図とともに拠点に再生されます。」
「各自、フラッグ生成機を取りにきてください。一度拠点に設置したあとは、動かせなくなりますので設置箇所は移動していない限り動かせませんので御注意ください」
そこ一人の生徒が質問する。
「これって、自分にくっ付けてもいいということですか?」
「あなた自身が拠点ということなら問題ありません。でもおすすめはしません。拠点は破壊対象ですもしその拠点が破壊されても授業終了までは治療も救済も出来ないルールになっているのでもし、腕や足がちぎれても時間たちすぎると治療がまにあわず障害がのこる可能性はあります。 途中棄権、認めますがポイント全損し取得したポイントは、その場にフリーフラッグとして累積ポイントが発生します。最初に取得した方でなく最後に持っていた方が全ポイントを取得できます。累積ポイントは、単独で計算し加算します。」
今回は、防衛戦にウエイトがおかれているようだがただ防衛だけしていても自分の持つ旗の1点しかないので全ての回を防衛してもたいした点数にもならない。攻防バランスよくないと上位にはいけない。
「それでは、終了時間は、2時間15分後。12回戦とする。今より15分後に開始する。各自、拠点の準備をせよ」
近場に拠点をもうけた組は、土壁作りの拠点や。木々に紛れるように設置した拠点など各々が得意とするマナ操作で作り出した拠点に移動する。あれだけ言われても力に自身があるものは、自らにフラッグを設置する者もいる。
「ルビィ、急いでいかないと時間がない。走るよ」
ジルは、ルビィの手を繋ぐと走り出した。校舎の4階だ。
「上手くいくかしら」
「大丈夫さ、君と僕なら最高の相性さ」
その言葉でルビィは赤面しながら「優しくおねがいね」
△▽
「いくよ。ルビィ!」
「はい、ジル!」
「補助シーケンス開始。重力アルゴリズム転換 起動!」
彼らの肉体は、円柱上位の機体に覆われる。本当にただの円柱だ。だがそれは浮遊するかのように空中を移動する。
外からは、完全遮断した視界だが彼らは、ほぼ下着姿だった。初期起動でなんとか下着程度の重さなら許容できることがわかったからだ。
まだ未完成の技術だ。
話は少し戻る。
△▽
そこは、エマの研究施設だった。
入学までの1ヶ月、エマさんの研究を手伝うことになっていた。
彼女は、いま軍事的に利用不可能となった空中要塞バハムの代わりになるものを探していた。ただ、その研究も行き詰まりの状態であった。かけたピースを埋めることが出来ないのだ。
空中要塞バハムは、高密度のマナによりある一定の周波数により重力を無効化していた。だがその周波数が観測できないのだった。
ジルは、エマさんの助手として協力することになる。
「ジル、どう思う?。なにか見落としていることがありそうだけど判るかしら」
「間違ってはないと思います。ただ足りない気がします。瞬間的には、成功していると言っていいですが安定してませんね」
「さすがね。一瞬見ただけで最大の課題を見抜くなんて。でジルならどうする?」
「定員オーバーですかね」
「どういう事かしら?」
「無効化に必要なエネルギーが足りていません。動かないのではなくて動けないように感じます。まずは、無駄省きましょう」
そう言うとジルは、ユニットの外装や観測機器。それに燃料となるサブユニットを外しはじめる。
「こんなもんでしょうか。起動してみてください」
エマは、言われた通り起動させる。
‼️
重力を無効化した状態で物体が浮遊していた。
つまり、先程のジルの推測が正しかった事になる。
すでにこの研究を初めてから3年。最初は、著しい成果があったがここに来て壁にぶち当たっていた。そこへジルと言う娘がつれてきた少年によっていとも容易く解決してしまう。
エマは、少し自分の中に少年対する嫉妬を覚えた。
天才と呼ばれ続けた自分が久しぶりに凡人ではないかと思えたからだ。
ただ、そんな些細な事はどうでもいい。真理に近くことのほうが甘美なのだ。
「でも、これだと何もまともに運べないわね。出力を上げる方法を考えなと」
「そうですね。竜の刻印だけでは限界がありそうです。そもそも増幅の概念をそれ一つで解釈する事が間違っていると思います。」
「前に変換効率の話をしましたが竜の刻印は、増幅しているのではなくあくまでも変換効率が異常に高いだけですがそれでもここにある竜の刻印が施されたものには、ずいぶんとばらつきが有るようです。比べると100倍ぐらい差があります。」
エマもそれは判っていた。竜の刻印は、それを刻んだ瞬間から劣化がはじまり紋章によって定着させる瞬間まで止まらない。結果、ばらつきが非常に大きくなる。
つまりジルが言いたいのは、マナの利用効率を上げる全く新しいものを作り出す必要があると言いたい訳である。
でも、それが出来れば苦労しない。
「そこの部分は、ジルに任せていいかしら。私は制御のロジックを改修するから」
自分でも何て横暴な事を言っているか情けなくなる。
だがジルはニコニコしながらそれ返答した。
「はい、もうイメージはあります。やってみます。」
「そう、、、お願い」
それから2週間後。
「エマさん、これで大人2人ぐらいなら何とかなります」
そこには、竜の刻印を4つ使用した不思議な形状のユニットだった。
「一応、理論的には合っていると思います。試しに補助をお願いします」
マナ操作が出来ないジルは、起動済みの小型の竜の刻印が刻印されループしている小型着火装置を携帯いていた。これはエマが貸し出したものだった。
複雑な出力は出来ないが機器に小さなマナ入力が可能なのだ。一度停止させると起動にマナ操作が必要なため。基本マナ操作ができないような技術者など皆無のため今まで利用される事もなかった。だがジルには大変、役に立つものだった。
「では、起動します」
そして不思議なことがいこる。通常、竜の刻印による増幅が1度切りでその後はいくらループさせても最大増幅量は、最初の増幅を上回ることはない。半永久的に近いエネルギーでもその出力は、固定であるのが常識であった。
「ジル。これはどういう事だ。出力が上昇しているようだ」
「器の問題です。今まで増幅というか利用されなかったマナをただ捨ててた状態です。それを受ける器として他の竜の刻印を使っています。理論上は元の256倍までは増幅可能です。」
確かに計測器は、すでに振り切っていた。
試しに、重力ユニットに接続すると沢山の機材を乗せても浮遊し続けていた。もしかして、、、空中要塞バハムの図面を取り出す。そこには、ブラックボックスといわれる設計エリアが存在し、そこに今回、ジルが設計開発したユニットと構造が酷似した部分があった。
まさか、これをこの短期間で開発したというのか、、、。エマは完全に自分の実力がすでにジルという天才の前では手も足も出ないことを理解する。
だがジルは言う。
「でも壊れます」
その数十秒後、音をたててユニットが停止した。
まるで焼ききれるようにユニットは真っ黒になっていた。
「私では、経験上がないのでここが限界のようです。エマさん改良をお願いします。そっちの方がトライ&エラーで大変だと思いますがので、、、。」
エマは、笑いを堪えるのに必死だった。
「そうか、なら改良しよう。基本原理を再度教えてくれないか」
「はい」
そんなやり取りをして1週間後エマは、出力上限のノイズピークを除去することで一瞬の高エネルギーにより回路が焼ききれることがないように安定化のユニットを取り付けることで解決した。
「完成しましたね。来週から入学です。協力は一旦、ここまでですが楽しかったです。また宜しくお願いします。」
「ジル、ありがとう。次に会うときは卒業よりももう少し早くなりそうな予感はするが娘をよろしく頼みます。」
「またまた。アスカさんは、僕なしでも十分優秀ですよ。では失礼します。」
「ジル、折角だからこれを持っていきなさい。役に立つはずだ。」
そう言って改良を加えた重力無効装置のプロトタイプと起動ユニットをジルに持っていけという。これだけでも国家予算なみに資金を投入したものだとはジルは知らない。
お土産程度の認識でジルはカバンにしまい込む。二人の共闘で、だいぶ小型化に成功した。
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