憧憬の日々
あーあーあー。
ホント仕事辞めたい。
休憩時間は専ら求人サイトを見ている。
私の憧れの職業は【工場】だ。
お客様の顔色を伺ったり、無駄に笑顔を浮かべたり、聞きたくもない話を延々と聞いたり、悪くもないのに頭を下げたりなど一切なし。
向き合うのは人ではなくモノ。
生きてる人間ではなく、感情もない・言葉も発しないモノ達。
もくもくと無言で同じ作業を続ける仕事。
素晴らしい!
なんて素敵な仕事なんでしょう。
知っていますか?
土日、祝日、GW、正月など世間では楽しい休日かもしれないが接客業に関しては一切関係がない。
勤労感謝の日?
知らない子ですね。
大型連休なんてのも思い出したくない。
こんな近場に来ないでどっか旅行でもいこう?
きっとめちゃくちゃ楽しいと思いますよ?
ね?今からでもそうしませんか?
なんて事を延々と心の中で言っている。
しかし工場なら連休だろうが祝日だろうが関係がない!
別にカレンダー通りの休みが欲しい訳ではない。
カレンダーに影響され死ぬほど忙しくなるのが嫌なだけなのだ。
勿論、やった事がない仕事なので私の知らない大変なことがあると思う。
経験者の方がいたら「そんないい仕事ではない!」という人もいるかもしれない。
しかし、どんなにデメリットがあろうとも私は今の接客業から解放されたい!
確かに今の仕事も遣り甲斐はある。
常連のお客様達から名前を覚えて頂いたり、有り難いことに差し入れをくださったりもしてくれる。
私の対応が素晴らしいと褒めてくださるお客様もたくさんいた。
しかしそれを差し引いても、面倒くさい事の方がはるかに多いのだ。
本当この仕事を初めてから心がどす黒くなったわ。
そろそろ心のフィルター交換しないと澱んだ空気吐き出すかも。
はあ〜上司が地獄に堕ちる前に私が先に堕ちるかも…なんて考えていた。
だから_、
「きゃーーー、危ない!!」
こんなに早く_、
「そこをどけぇ!!」
死ぬなんて思ってもみなかった_。