希望の職業
不可侵の森__。
魔物が蔓延るその森は、浅い場所は魔物も弱くそれほど危険はない。
しかし、魔物は奥に行けば行くほど強く凶悪でなっていく。
更に森全体に惑わせの術がかかっているのか、幻覚をみせたり方向感覚がなくなったりと迷路のようになっている。
一歩でも森に入ってしまうと二度と出てこれなくなってしまう為、魔物が弱い場所だろうと誰も近寄ることはない。
そう、どんなに凄腕の冒険者や戦士だろうと決してその森へ入ることはしないのだ。
しかしそんな森の奥深く、ひっそりと一人の少女が住んでいた。
「完全~!」
少女の手元にはポーションがあり、その種類は初級ポーション、中級ポーション、そして作るのが難しいと言われている上級ポーションが数多く並んでいた。
「地味な作業、単純な工程、そして同じ事をもくもく繰り返す仕事ホントに…。」
「最高でーーーす!!笑いたくもないのに笑う必要も、悪くもないのに謝罪する必要も、話したくもないのに話を広げる必要も、しなくてもいい仕事をする必要もどこにもなーーい!!」
「異世界ばんざーーい!!」
その少女は転生者だったのです。
他の作品を執筆しているのですが、ふと思い付いてしまい新しい話を書いてしまいました。
誤字・脱字を見つけた方はお手数ですがご報告して下さると幸いです。
拙い文章ではありますが楽しんで頂けると嬉しいです!