表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/53

31話 1023号室

「おい、皆このトシキさんの荷物を1023号室にお運びしろ。」

「わかりました。」

「トシキさん荷物はどこに有りますか。」

「えーっと、全部今持ってます。」

「え、えっと。手ぶらで生活ですか?」

「基本的に手ぶらです。食料だけしか持ってないです。」


いつもワイルドオークの余った部分をスキルで焼いて食べてるだけだ。

いつも、ワイルドオークのお肉を切って形を整えてから木の棒に刺して焼くのだ。


剣を買うまでは切るものがなかったので、そのへんにあった木の棒を弱めな氷系のスキルで凍らせるのだ。

そうすると尖った氷ができるので、いつもそれを刃物の代わりにしていた。


木の棒に刺したお肉は最初、強い火力のスキルで周りを焼く。

そして、火力の弱いスキルに変えて、じっくり焼く。

そうすることで、周りが焼けて塞がっているため肉汁が閉じ込められるのだ。

そうしてできた肉はとても美味しい。

ワイルドオークは普段動き回っているせいか身が引き締まっている。

脂肪が少なめであっさりしているが、ジューシーで美味しいのだ。


今持っているのは買い取りされなかった部分、と言うか出さなかった部分だけ持っている。

美味しいももの部分だ。

ちゃんと収納の中に入っている。

時間経過をOFFにしているため腐ることはない。


「そうですか。じゃあ、トシキさんを案内してくれ。」

ワーナーさんが言うと大勢の従業員さんが案内してくれる。

社員寮の建物に入って、案内されるままに進んでいく。

「ここが1023号室です。一階には999ほど部屋がありますので迷わないようにしてください。」

金色の縁で「1023」と書かれた部屋を開ける。

中を見るが、絵に描いたような豪邸だ。

部屋が豪邸と言うのはおかしいのかもしれないが、それだけの広さがある。

社員寮と言われているから、風呂やトイレ、キッチンは合同だと思ってたんだけど...

全てあるのだ。それも一流の。

「なんでこんなに広いんですか。」

俺が聞くと案内してくれた人は笑顔で答えた。

「こちらはVIPルームでございます。VIPルームは1階に30部屋、1001号室から1030号室になります。キッチンは料理が好きな人が充実して料理できるようにしてあります。なにしろこの世界には料理人が少ないですからね。少しでも料理好きの人が多くなって欲しいからなんですよ。もちろん、ルームサービスで注文することもできるので、料理をしない場合はルームサービスをお使いください。」

「ルームサービスって...」

「この社員寮はホテルにもなっているんです。ホテルのレストランも利用できますよ。世界でたった3人のうちの一人を雇っていますので味は保証します。」

「わかりました。ありがとうございます。」

そう言うと案内人?は退室していった。


やっぱり料理人って少ないんだな。

あとでレストラン行ってみよう。

夕飯の時間までは時間あるしな...

試験までも一日あるからな...


剣の練習でもするか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ