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25話 罪

...なんだかんだいっても なんか気分悪いな。

さっさと回収行ってしまうか。

極・走力増加を発動し爆発現場に直行する。


ここから落ちたのか...

よく見てたら落ちずにすんだのかな...


自分が落ちた落とし穴があった。

自分からジャンプをして中に入る。


...牢獄は無傷か。爆発の威力が少なかったのかな...


金属の格子を変形させて奥に進む。


自分でこっちまで来てないもんな。

さっさとロボ助回収しないとな。爆破したからボロボロになってるのか...?

「透明化解除」

ロボ助の透明化を解除させる。


アレ...?無傷...?

透明から変化し現れたロボ助を見た俺は違和感を覚えた。

ロボ助は無傷だった。

つけた自爆機能は内側から爆発するはずだ。

この混沌の悪魔のアジトには確かに爆発の跡がある。


...録画、見てみるか。

なんとなく違和感を覚えた俺はロボ助に最後につけた機能、録画機能を使ってロボ助が見た映像──画面が暗くなった時、最後に見た映像を見ることにした。


「て、敵襲だ。」

「うわああああ!」

「盗め!盗め!ラッキーだったな。」

「親方、本当にラッキーだったですね。落とし穴に落ちたと思ったらなんかのアジトだったなんて。」

「そうだな。ドーラ、仕事をしろ。相手はスキルを使うかもしれん。いつものをやれ、いつものだ。」

「はい。」

ドーラと呼ばれた男は何かを唱えた。

「!!!す、スキルが使えん!」

「な、なんでだっ!」


混沌の悪魔の2人はスキルが使えなくなってしまった。


「はっはっはぁ!これがドーラのスキル封じだぁー!」

親分と呼ばれたでかい大男が叫ぶ。

「かかれ!肉弾戦だぁ!」

2人に向かって大量の盗賊たちが走っていく。

「ゴン!ピー」

音がしてロボ助が床に倒れている。そして煙を上げている。


盗賊たちに押されたロボ助は床に激突してエラーが起きていた。

スキル封じの影響で自爆はもちろんスクリーンも透明化も解除された。


「も、もうダメだ。自爆装置を押せ!」

片方がいい、片方がボタンを押した。

その途端、ものすごい音がして爆破した。

ドーラといわれた男は遠くにいたため助かったが気を失っている。

スキル封じが解けたため、透明化はまた発動した。


...自爆しなかったのは奇跡だな。スキル封じが解けたのに自爆しなかったのはなぜかわからないけど。

結果的に混沌の悪魔2人は死亡、盗賊団もドーラを含む数人以外死亡だった。


ドーラ達生存者が仲間の死体を全て持って帰っていた。


...んージョーシに見せに行くか。

罪悪感はまだ少し残ってるけど...少しは気持ちが軽くなった。

混沌の悪魔か...これから何も起こらないと嬉しいけど...


そう思い俺はギルドに戻っていった。


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