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8話 読書

...果物はあった。でも、香ばしい焼きそば...ない。

もしかして、地球と同じ味なんかじゃないかも──────

うん、実はこのゴリンの実は香ばしい焼きそばで...

見た目がそっくりなだけで味は違うかもしれない...よ、ね?


本のあるところに目が行く。

───────────────────────────────────

ゴリンの実・・・甘味と酸味のバランスがいい甘酸っぱさが特徴的。

        かじると「ざくっ」と音がする。

        ジューシで焼いても美味しい

───────────────────────────────────

あ、これりんごですわ...


他の身の味、特徴が全て書かれている。

他のも見た目通りの味が書かれている。

...だめだ。


「はぁ...こんなんじゃ、一生かかってもステータスなんて─────へ?」

目の前にいきなり

(達成条件を満たしました。ステータスを開きますか。)

という文字が出てきた。


え...ステータス───開けるの?

手で達成条件を押す。

新しいウィンドウが目の前に出て来る。

───────────────────────────────────

職業を持っている        達成率100%

ステータスと口にする      達成率100%

───────────────────────────────────

職業を決めてから言えばよかったのか...


「ステータス」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ということだ。

まあ、ホゲヌラが職業を決めていないときにどうやって料理人だとわかったのかは謎だ。


他の本を読むか...


『基本的な高等魔法』


タイトル通り、高等魔法の基本らしいのだが、読むと何故かそのスキルを習得できる。

『基本的な高等魔法』

の最初のページに乗っていたのは『自動記憶』だ。

『自動記憶』のスキルを持っていると、自動でスキルを覚えてくれるらしい。

つまり、俺が忘れているスキルでも一度習得していれば、俺が「こんなスキルないかなー」と頭に思い浮かべるだけで頭に浮かんでくるという。

習得と行っても本を流し読みするだけでもできるので、知らないスキルでも使えるということだ。


...便利だな。自動記憶。


パラパラと流し読みで本を読んでいく。

20冊ほど読んだ頃、目が疲れてきた。


...めっちゃ速く本を読む方法とかないかな。

何冊も同時に広げて読むか...


スキル『極・速読』


頭にいきなり浮かんできた。

...コレが自動記憶か。やっぱり便利だな。


「極・速読」

勢い良くページがめくられていく。200ページほどあったはずなのに5秒もかかっていない。

速い...この調子で...


結局、残りの30〜40冊は10分も立たずに読み終わった。


あれ、もう読み終わっちゃった。

「ステータス」


──────────────────────────────────────────────


職業:料理人


総合lv:1


職業lv:1(料理人)


HP:10/720


MP:20/300


スキル:火魔法 水魔法 風魔法 雷魔法 土魔法 光魔法 闇魔法 調理魔法 


特殊魔法 加工魔法 付与魔法 剣術 体術 格闘術 包丁さばき 


属性:なし


異常状態:なし


仲間:なし


──────────────────────────────────────────────

スキルはあまり変わってないな。


どうやら『自動記憶』や『極・速読』は特殊魔法に入っているようだ。


それにしてもHPとMP...増えたな。

上限は上がるけど回復はしないんだな...回復しなきゃな。

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