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湖畔2

 日詩は素っ裸のルシェを抱き抱えたまま湖から出ると、自分にしてくれたように膝を貸して上げた。寝息をたてるルシェの顔を見ると、愛しさがどこまでも込み上げた。日はかなり傾いており、あと一時間もすれば暗くなってしまいそうだ。

 そんな中、視線はどうしても首筋から下に向けられてしまう。サイズはBかCといったところか。スレンダーな体に小ぶりな胸、くびれた腰にしなやかでいて健康的な脚。いつまで眺めていても飽きそうになかったし、どうしても目が離せなかった。再び胸に目が行くと、触りたいと思いながらもちっちゃな理性がそれを邪魔していた。


 寝てる女の子のおっぱいを触っちゃいかんよな。いや、そもそも眺めてるだけでもかなりアウトかな。でもあの場面でいきなり寝ちゃうってのもどうなの?無防備にも程がある!・・・だからすこーし、すこーしだけなら触っても罰は当たらないよな。


 「やっぱり気になる?」


 寝てると思ってたルシェがいきなり口を開いた。日詩は少々驚きながらルシェの顔を見下ろして、声を掛ける。


 「起きてたんだ」


 モヤモヤと葛藤していた時間が、どれほどのものだったかは分からないが、ルシェの意識はハッキリしているように見える。コクンと軽く頷いた後、再びルシェは口を開いたが、それはかなり衝撃的かつ魅力的な発言だった。


 「私の胸が気になるんなら、触って確かめて」


 「いいの?」


 間髪入れずに日詩は聞いていた。ルシェはまた軽く頷くと、視線を自分の胸に落とす。その様子は特に恥ずかしがっているわけではなく、たぶん(てのひら)や腕や足なんかでも、同じような反応を見せたのではないかと思わせた。


 これ以上我慢が出来そうになかった日詩は、心の中でルシェにお礼を言いながら、ついにその膨らみに指先を到達させた。そしてそのまま頂上付近に手を置くと、軽く揉んでみる。(つい)ぞ感じた事のない柔らかな感触に、日詩の呼吸は少しずつ荒くなっていった。


 「どう?どこか変?」


 「いや、すごく気持ちいい」

  

 聞いてきたルシェに、素直に気持ちを打ち明けると、一心不乱に手を動かし続けた。さらにもう一方の空いていた手も、もう片方の膨らみに触れると同じように手を動かす。それはとにかく柔らかで、例えようもない弾力を伴っており、膨らみが押し潰されたり、震えたりしている様を見ると、夢の中にでもいるような心地であった。日詩はいつまでも、いつまででもこうしていたいと切に思った。


 ルシェはそんな様子の日詩を見て、ニッコリと笑うと穏やかな口調で話す。


 「気持ちがいいの?柔らかい部分だし、男の人にはないものね。あのね、続けてもいいからもう少し優しくしてくれる?」


 「ああ、ゴメン」


 一旦動かしている手を止めると、謝ってまた始めた頃のように揉んでいく。性の知識がないルシェは、完全に無垢な少女だった。裸を見られても胸を揉まれても、恥ずかしいと思わせる感情をまるで見せない。文化の違いなのか、それともルシェが特別なのかは不明であるが。

 もしも今こうしているのが自分ではなく、他の男だったとしたら・・・そう思うと独占欲が沸いてきて、再び手に力が入ってしまうのが分かった。また強く揉んでしまったためか、あるいは本当にそう思ったからなのかは分からないが、ルシェは日詩の手を退けて


 「暗くなってきてるから、そろそろ帰りましょ」と言った。


 かなり残念ではあったが、日詩は荒い息を整え、ルシェの頭を優しく一つ撫でるとそれに答えた。


 「そうだね」

慣れない描写にかなり四苦八苦しました!

ご指摘など御座いましたら真摯に受け止めます!

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