第4話
「月桜学園一年生歓迎会を始めます」
通称桜の迷路が始まった。この日はイベントが起きる。
主人公春日 雅とその友達役雨降り小僧と友好関係を築いてきた家雨尺 瑞季がクイズを解いている途中に力を使った馬鹿が風紀委員から逃走中に遭遇して、二人に攻撃しようとしたとこで生徒会が助ける。そして、風紀委員と喧嘩。こうして一般人にこの学校の秘密がばれ、監視という名の生徒会入りをはたす。
阻止すべきなのだが……
「焔さん、お願いします」
「えー」
「えーって」
「どこに隠れててもいいですよね?」
「ええ」
宝物係を生徒会から押し付けられた。
「よろしくお願いします」
「は~い」
私は宝物を受け取り、隠れ場所に向かった。
◆◇◆◇
「白桜」
「お、翡翠か」
隠れ場所とはシンボルの桜 『白桜』だ。この桜の精霊とは飲み仲間だ。ん?法?妖は15歳が成人で家によるけど飲んでよし。
「隠れさして」
「あいよ。一杯やらねーか?」
「いいね」
比較的太い枝に腰掛け、幻術を使い私を見えなくする。
「白桜、頼みがあるんだけど」
「ん?なんだ?」
「この子見張ってくれない?」
白桜はこの敷地ないの桜のリーダー的存在だ。私の情報網の一端でもある。
「あいよ」
「この日本酒どうしたの?」
「もらった」
「久保田」
「ぷはっ、うめ~」
◇◆◇◆
「翡翠」
「ん?」
「能力使った馬鹿が出現。風紀委員に追われているもよう」
「え!」
イベント始まったー
「そいつどこ!」
「もうすぐここ通りそうだよ」
「ありがとう」
「おう」
「また来るね」
枝から飛び降りて、馬鹿のもとへ向かおうとしたらむこうから来た。
「くそっ、おまえそこどけ」
「危ない!」
そう言って、水の玉を私に飛ばしてきた。
私は余裕で避けたが……
「え」
「キャー」
「え?」
なんとそこには主人公たちがいた。
そういえば場所確認してなかった。
バシ
「危なかった」
それを生徒会副会長烏丸 樹(からすま 樹)が止めた。これは好感度関係なく副会長の役目だ。
「烏丸副会長」
「無事か」
「はい」
「烏丸。助かった。ありがとう」
「焔兄か」
風紀委員は琥珀だ。
「一般人にばれた。どうする?」
私は主人公に目線をうつして聞いた。
「生徒会預りにさせてくれないか?」
「生徒会で解決できる問題だろうか?」
「ちゃっちゅっと記憶消せば?」
「ひぃ」
「焔さん」
「先生のところにつれていこう」
そういって主人公の腕を掴んでつれていこうとしたら
「その手をはやせ」
「鼬山!」
「まて鼬山!」
「はぁ」
また馬鹿が増えた。
鼬山の馬鹿が乱入し、乱闘騒ぎになったのだった。