表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第1話

「ついにこの日がきてしまったか」


私は屋上から桜の木を眺めていた。

私は焔 翡翠。転生者です。

え?頭でも打ったか?違います。

この世界は乙女ゲーム[妖の夜桜]の世界。

主人公ちゃんのロシアからの帰国子女、春日 雅が世間では小学校から大学までエスカレーター式お金持ち学校、本当は妖憑きの集められた学校、桜月学園高等部に転入してくることから始まる。

そして、学園の人気者や重要人物たちと恋をする話だ。

妖憑きとは妖の子孫だったり、力を貰った一族など妖と関わった者たちのこと。

力を普通に使うのはあまり変化がないが解放すると姿や服装がおもいっきり変化する。

だが、力が強すぎると普通に使っても髪の毛とかが変化してしまう。

私もそれにあてはまる。

私は前世でこのアニメ化がすぐ決定した大ヒットゲームをプレイしまくった。

キャラの好き嫌いはないが乙女ゲームが大好きだった。

私はそのゲームに名前がでないモブキャラに転生したのだ。

別に主人公のポジションを奪ったり、サポートする気なんてさらさらない。

ただ、この世界で生きるだけだ。

ガチャ


「ここに居たのか。翡翠」

「ああ、琥珀か」


彼は焔 琥珀。私の双子の兄で風紀副委員長を務めている攻略対象だ。

攻略対象の妹なのに名前が出ないってどうよ!と始めの頃は思っていた。


「どうした?翡翠があの桜を見ている時は何かが起こるからな」

「それはないと思うけど」


琥珀は私が見ている桜に目線を送る。

桜とは学園のど真ん中にある桜の木。

この学園のシンボルだ。


「枯れることなく咲き続ける″白桜″」

「人間はよく受け入れたよね」

「不思議としか思ってないだろうね。この桜を」

「ええ」

「で、琥珀は何のようで来たの?」

「あの人が呼んでる」

「わかった」


私は琥珀とともにあの人のもとにむかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ