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第二章 王子と民と出陣式 その一



 ハーシェリクはフードつきのポンチョ姿といういつものお忍び姿で、久々の城下町を訪れていた。久々というのは、会議でハーシェリクの出陣が決定してから二週間、遠征の準備に明け暮れていたからだ。


 あの会議を終えた後、ハーシェリクは父にとても心配され、兄達にはたくさん怒られ、筆頭達にもうんざりするほど説教されるという散々な時間を過ごした後、行軍の日程から旅支度、そして出陣式の準備に追われた。

 今回の行軍で地位の最上位は国王代理であるハーシェリクである為、ハーシェリクは元より、その腹心であるクロとオランも各部署との打ち合わせや準備など忙しく働いていた。ちなみにシロは我関せずと魔法や魔法具の研究に明け暮れていたが。


 行軍に参加するのは王族のハーシェリクを筆頭に腹心達、ハーシェリクの護衛として近衛騎士より三十名、将軍二名、各将軍の下に騎士と兵士が一万ずつという構成である。一万の帝国兵に対しその倍の兵を準備したこととなる。


 ハーシェリクは二週間の間、毎日忙しく動いていた。もし前世の彼を知る者がいるならば、『本社の監査姑のお涼の再来』と恐れ慄くだろう働きだった。


 普通の七歳児なら資料を渡されてもわけがわからず、ただ署名をするのみであろう。現にハーシェリクをそう思い侮って適当な書類を提出した役人もいた。しかしハーシェリクその資料をさらっと読んだ後、ありとあらゆる箇所をダメだしした。


 計算が間違っている、この曖昧な表現はなんだ、この数字はどこから持ってきたのか……と、つらつらと述べて後、その書類にでかでかと『否決』の判を押す。役人がなにか反論しようものなら「で、その根拠は?」と言及し完膚なきまでに言葉で叩きのめし、涙目になった役人が退出するのをにこにこと手を振って送り出す。

 側で補佐していた執事曰く、「嫁をいびる姑のようだった。」ということだ。ちなみに前世でも、早川涼子の手際を見た上司も同じ感想を漏らしているが、知らぬは本人のみである。


 そんな毎日を過ごし明日の出陣式を控え本日、ハーシェリクは無理やり今日一日を休日としてもぎ取った。


 ハーシェリクは今、護衛も付けずたった一人町を散策している。それに関して筆頭達はいい顔はしなかったが、そんな彼らハーシェリクは言った。


「あんなに見え見えの罠張った大臣が、今更日中町中で暗殺なんてすると思う?」


 そんな無駄なこと、あの大臣がするわけないとハーシェリクは断言出来た。


 それにハーシェリクは、今日だけはどうしても一人で行動をしたかった。

 渋々頷いた筆頭達に見送られ、城下町をリョーコとして行き会う人々に笑顔で挨拶しつつ思案する。


「さてどこから行こうかな?」


 そう彼は独り言を呟きまず足を勧めたのは孤児院だった。ここはハーシェリクが五歳の時、教会の陰謀により利用された孤児院だったが、今はオルディス家が支援している。


 門から覗き込むと施設は綺麗に整備され、子供達の笑い声が聞こえてきてハーシェリクの表情が和らいだ。


 ふと扉が開き中から少女が顔を出した。掃除をしていたのだろう桶を持った少女だ。


(あれは……)


「ヴィオ?」


 そうハーシェッリクが声をかけると、その少女が慌てて振り向き、その可愛らしい顔が花咲くように笑顔になった。


 褐色の巻き毛を後頭部で一つにまとめ、生気が溢れた榛色の瞳を輝かせた将来美人になると確約されている美少女が、簡素なワンピースを翻し駆け寄ってくる。


「ハーシェ……」

「ヴィオ。」


 ハーシェリクは少女の名を自分の口元に人差し指をあてる。それを察して少女は慌てて口を閉じ頷いた。


「……リョーコ君、お久しぶりです。」


 ハーシェリクの名前を言い直した少女は、桶を持ったままお辞儀をした。彼女の名はヴィオ。元はバルバッセ侯爵家の令嬢でヴィオレッタといったが、今は侯爵家と絶縁し一人孤児院へと身を寄せている。


「久しぶり、元気にしてた?」

「はい!」


 ヴィオは元気よく返事をする。


「ちょっとお話しようか?」


 ハーシェリクがそう言うとヴィオは頬を染め、嬉しそうに頷くのだった。


 孤児院の建物の脇にある木の下のベンチで、二人は並んでお喋りに花を咲かす。


 初めてパンを焼いたことやそれが失敗してしまったこと。友達が出来たということ。姉の作った歌が孤児院でも人気があるということ。勉強も頑張っていて、来年は侯爵に後見人になってもらって学院の特待試験を受けたいということ。


 ハーシェリクとヴィオは他愛無い話をする。


「ヴィオが元気そうでよかった。」

「リョーコ君?」


 そう微笑むハーシェリクにヴィオは怪訝な顔をする。なぜかいつもの彼と違う気がしたのだ。


「どうかしたんですか?」


 心配そうに言うヴィオにハーシェリクは微笑みやめ、眉間に皺を寄せた。


「……実は。」

「あ、リョーコ君!」


 ハーシェリクの言葉を遮り、別の少女が名を呼ぶ。二人が振り向くと孤児院の扉からひょっこりと顔を出した少女。明るい茶の髪に大きな瞳の彼女と出会ったのは二年前、薬事件の捜査の時に立ち寄った時に出会い、コレットという名だった。


「こんにちは、コレットちゃん。みんなは元気?」

「うん! みんな呼んでくるよ!」


 そう言ってコレットは施設内に戻る。それを笑顔で見送るハーシェリク。ふとヴィオに視線を向ければ彼女が心配そうな表情で自分を見ていた。


「……大丈夫。話はまたするよ。」


 そうハーシェリクは苦笑しながら言うと、ヴィオの頭を優しく撫でたのだった。


 その後はコレットが呼んできた子供達とお喋りしたり遊んだり、先生として現れたオルディス侯爵夫人のアンヌと挨拶を交わしたりして午前中を孤児院で過ごしハーシェリクは、彼らと別れを告げて店が並ぶ市場のほうへと向かうこととする。

 孤児院を出発する時、心配そうにヴィオに変わらない微笑みを向け、城下町へとハーシェリクは歩き出した。


 次に向かうのはいつもお世話になっている果物屋夫婦の元だ。


 途中花街を横切り、眠気眼のお姉さん達やお兄さん達と挨拶しつつハーシェリクは市場へと向かう。ちなみにこの通りは夜通ってはいけない、と皆に注意されている。


「あら、いらっしゃいリョーコちゃん。」

「こんにちは、ルイさん。」


 店先で腕まくりをして日焼けしたメリハリのある肌を晒し、果物が入った箱を持ち上げた女性、果物屋の看板奥さんであるルイがハーシェリクを出迎えた。

 出会った頃と変わらない健康的で働き者の彼女は、今日も変わらず元気に店先にいた。だが以前と違うところもある。


「ルイさん、重い物を持っても大丈夫?」


 そう言ってハーシェリクが視線を動かした先には、彼女の腹部。出会った当初は前世だったら羨ましい見事くびれが、今はメタボのように膨らんでいた。もちろんメタボではなく、彼女のお腹には新しい命が宿っているのだ。


「あはは! 病気じゃないんだから大丈夫だよ!」


 そう快活に笑う彼女は出会ったころと変わらなかった。そんな彼女の木箱をひょいっと取り上げる人物がいた。ハーシェリクが四人乗ってもびくともしないような熊のように大きな身体、表情筋が凝り固まったとしか思えない無表情、木こりを生業にしているようなこの大男は、ルイの旦那様でありこの果物屋の店主だ。関係ないとわかっていてもこの形相から、極上の果実が出来るとは想像できないだろう。彼の太くごつごつした手が、果物を丁寧に拭いている姿も想像できないだろう。ハーシェリクは何度も目撃しているが。


「こんにちは!」


 ハーシェリクが元気に挨拶すると旦那さんは木箱を片手で肩に担ぎ、空いた片手でハーシェリクの頭をぽんと撫でて、ついでに果物を彼に渡しお礼を背中に受けつつその場を後にする。


「さて、今日も手伝ってくれるの? リョーコちゃん。」

「はい! というかルイさんは座っていてよ!」


 見ているほうが怖いのだから、とハーシェリクは付け加える。


 それからハーシェリクはルイを座らせてお手伝いを開始した。ハーシェリクの幼い高い声が客を呼び込み、それを聞いた常連が顔を出して果物を買いつつ、久々に現れた果物屋の看板坊ちゃんとお喋りをする。彼の明るい笑い声を聞いて、または常連から話を聞いた城下町の人たちが彼に会いに果物屋へと足を延ばす。旦那さんが果物を箱から出し、ルイが座ったままお金を受け取り、ハーシェリクが客の相手をする。途中旦那さんにもらった果物を齧りながらハーシェリクは切れ間なく訪れる客の相手をし、気が付くと陽が傾き、空が茜色に染まっていた。


「今日もありがとう、リョーコちゃん。」

「ううん、僕も楽しかった。ルイさんたちは明日もお仕事?」


 手の甲で汗をぬぐいつつハーシェリクは答え、木箱を片付け始める。その後ろ姿を眺めつつ自分の出た腹を撫でながらルイは口を開いた。


「明日は出陣式で兵隊さん達の出陣の行進があるから市場はお休みなの。明後日からいつも通りよ。リョーコちゃんまた来てくれる?」


 そのルイの言葉に彼は一瞬だけ肩を揺らす。ただすぐに何事もなかったように答えを返した。


「ごめんなさい、遠くへ出かけてしまうので……」

「あら、そうなの? ご家族とご旅行?」


 以前、父は仕事が忙しく、母は亡くなったとハーシェリクから聞いていたルイ。だが旅行となれば家族と時間を過ごすということは彼にとっていいことだと思えた。


「そんな感じです。」と答える彼にルイは自分の事のように嬉しくなる。


 子を宿ってからか、生まれてもいないのに子供に対する愛情が湧水のように溢れた。愛おしくて大切で……だからだろう、彼が時々見せる寂しげな表情が心配だった。


「あ、そういえば明日の行列には今回の軍に参加なさる王子様もいらっしゃるのよね。確か末の王子さまでハーシェリク様だったかしら。リョーコちゃんと同じ年?」

「そう、ですね。」


 彼にしては歯切れの悪い返事だったが、ルイは気が付かなかった。


「末の王子様は、ついこの前も配下を連れて事件を解決されたんですってね。」


 それは噂だがお伽噺のような話だった。まだ七つも満たない王子が、配下を引き連れて教会の過激派が起こそうとしたテロを未然に防いだ。城下町では、まるで旅回りの一座の演目である今流行の「光の王子」のようだ。そして今回、国境沿いの紛争で兵士達を激励する為に、幼いながらも前線へと向かうという。だが光の王子はお伽噺の話で、子供が戦場に出る事となるとは嫌な世の中である。


「まったく小さい子を戦場に立たすなんて、考えられないわ。」

「でも、彼は王子ですから。」


 憤る彼女にそういう彼の目線は泳いでいたがルイは気が付かない。


「明日はちゃんとお見送りしないと……」


 そんな王子は一目見ようと明日は多くの人出が予想された。


「そのお腹で行くんですか?」


 心配そうな顔をする彼にルイは笑って見せる。


「平気平気!」

「……ルイさん、お腹触ってもいいですか?」


 おずおずという彼にルイは手招きする。近づいてきた彼の手をとってお腹に手をあてさせた。


「今、蹴ったのわかった?」

「……はい。」

「耳も付けてみて。」


 ルイに促されるまま、ハーシェリクはお腹に耳を付ける。そこには確かに新しい命の鼓動が聞こえた。


「最近ね、少しずつだけど国が良くなってきたる気がしたの。だから子供を産もうと思ったの。」


 それは些細な変化だった。いつの間にかギルドに納めていた税金が軽減され、ギルドも警邏局に支払っていた費用がなくなった。警邏らが無体を張らくことは格段に減り、商売もやりやすくなった。商売敵で嫌がらせをしてきた貴族が鳴りを潜め、城下町の人間には笑顔が増えた。


 その変化は彼が初めて城下町に現れた日からだった。少しずつだがよくなっている気がした。もちろん辛い事も多い。だけどこの国で子供を育てて行こうと思えるようになれた。


(リョーコちゃんのおかげかもね。)


 まるで春の陽射しのように温かい微笑みを持つ彼。のが周りには自然と人が集まり、彼が微笑めば笑いが溢れた。ふと彼の微笑みが、ルイの遠い記憶を揺さぶった。


 輝く金色の髪を持つ笑顔が印象的な少女。


(確か彼女は……)


「……ちゃんと守るから。」


 リョーコの小さな呟きに、ルイは記憶の海から引き揚げられる。それはとても小さな呟きでルイは聞き取ることができなかった。


「え? リョーコちゃんなに?」

「……なんでもないです!」


 そう言って彼はお腹から耳を離し微笑んでみせる。


 だがその表情がいつもとちがってルイが再度話しかけようとしたとき、割り込んだものがいた。


「迎えに来た。」

「あ、シロ。」


 現れたのは女性にしては声の低い、だが極上の美女だった。三つ編みにされた白い長い髪と女神のような美貌が夕日に照らされ、橙色に染まっていた。服装は簡素な男物で、女性にあるはずの膨らみがない。その事実にルイは彼が男性だと初めて気が付く。


「あら、いつもの黒いお兄さんでも剣士のお兄さんでもないのね。」

「二人はちょっと忙しくて……じゃあ僕は帰ります。」


 曖昧な微笑みを浮かべた彼はそう言って歩き出す。それを美女のような青年が続いて歩き出す。


「リョーコちゃん、気を付けてね!」

「はい! ……さようなら!」


 そう言って彼、ハーシェリクは手を振って歩き出した。ふとルイが違和感を覚える。だがその違和感を正体を知るのは翌日の事だった。



 翌日、音楽隊の行進曲が響き渡るのを合図に、出陣式の行進が始まる。兵士達と騎士達が整列して行進していくを見送り、ついに今回の主役でもある末王子のハーシェリクが初めて民衆の前に現れた。


「……あれは!?」


 人込みを避けつつ行進を見ていたルイも、妊娠した妻を守る様に立っていた果物屋の亭主も、その周りの城下町の人々も、待ちに待った王子が現れた時息を飲んだ。


 まず注目を集めたのは、王子の共に馬が引く屋根のない馬車の荷台に立った美女だった。美の女神の化身と言われれば、誰もが信じて疑わないだろう彼女は、純白の長い髪と上級魔法士のローブに似た白と水色の裾の長いローブ靡かせ、輝く装飾品をいくつも身に着けは神々しかった。信仰深い者は思わず膝をついて祈りをささげたほどだ。


 次に注目を集めたのは一人騎乗した騎士だった。深紅の鎧を来た彼は身形からして筆頭騎士だとわかった。彼がつい先日の事件で、狂ってしまった百人の聖騎士を無傷で斬り伏せたことは有名である。だが誰もこれほど若い青年だとは思わなかっただろう。否、城下町の人間は彼という存在を知っていた。むしろ話をするほど親しかった。


 城下町の人々を驚かせたのは彼だけではない。王子が乗る御者を務める執事の青年は、よく城下町を歩いていたのだ。どことなく影のある雰囲気が娘達に人気で、その彼氏や男親が心配するほどだ。だがそんな彼はいつもと違い上等な服に身を包み、髪を撫で上げ整えた姿は、城下町で見かけた彼とは異なっていた。


 そして人々が一番注目し、そして信じられないという心情が籠った視線を送る先には、元帥杖を持った王子がいた。


 薄い金色の髪がせわしなく揺れるのを誰もが思い浮かべた。


 翡翠のような緑の瞳が優しげに微笑むことを誰もが知っている。


 いつも果物屋の店先で貴族なのに声を張り上げるちょっと変わった若様。


 その彼が、今や王が自分の代理人と認めた者に下賜する元帥杖を持ち、いつも笑っていた口元は横一文字に結び、馬が引く屋根のない馬車の荷台に堂々と立っていた。


(そんな……)


 ルイは思い出した。彼は彼女に似ていたのだと。昔、王に見初められて王城へと上がっていった城下町の天使のような少女。彼女は王との子を宿し、産み、そして亡くなった。


「ルイさん、果物くださいな!」


 そう手を振りながらかけてくる少女を、旦那と結婚したばかりで店も始めたばかりのルイが出迎える。毎日の生活が苦しいあの日、誰もが俯きがちになる世の中、その中あっても彼女はいつも笑顔だった。その彼女の忘れ形見が、今戦地に赴こうとしていた。


 ふとハーシェリクがこちらを見た気がした。彼は一度俯くと顔を上げた。そこにはいつもの優しげな、そして彼の母親に似た周りの人を元気づける微笑みを浮かべていた。


「だから……」


 ルイの呟きは人々の歓声でかき消される。ふらつく彼女を夫が後ろから支えたが、その夫の手さえ微かに震えていた。


(だから、リョーコちゃんは「さようなら」って言ったの……?)


 リョーコは昨日を除き、今まで一度もさようならと別れを告げることはなかった。いつも「またね」と言って別れていたのだ。


 今日で自分の正体がばれることを知っていたから。


 今までのように、過ごせないと解っていたから。


 そして、無事に戻れるか定かではないから。


 ルイは神を信じていない。そんな存在するかわからない曖昧な物を信じるより、己の努力を信じているからだ。だが今回は祈らずにはいられなかった。


(どうか、どうか……リョーコちゃんを……ハーシェリク殿下をお守りください!)


 ルイは震える両手を結び、初めて心の底から神に祈った。


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