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64話 雪のインビシ5

64話 雪のインビシ5


最後に使った身体強化は、父さんが使っていた、筋肉の動きに合わせて魔力を移動させる!

てやつをしたかったんだけど、どうもできないから、踏ん張る足元と腕に魔力を強めに込めただけ。

確かに普通の身体強化より効果は高くなるけど、ちょっとどころじゃないぐらい魔力を使うから、正直今のままだと効率が悪すぎるよ。

これなら普通にボムズやテッポウウリ2使った方がいいや。



二十分は戦っていたけど、ファムちゃんと合流できてない。

こりゃファムちゃんの方にもなんかモンスターが出たのかな?


雪のインビシをマジックバックに収納して、森を抜け、予め決めておいた方に移動すると、

白い雪原の中、一箇所だけ血で赤く染まっている場所があった。

その端にファムちゃんがハルバードを支に立っていた。

流石にあの血はファムちゃんじゃないよね?それなら死んでるし。


「ファムちゃん大丈夫ー?こっちにもモンスター出たの?」


「あ!メティスちゃん〜

雪のインビシこっちに来て大変だったんですけど。」


「こっちにも来たよ〜」


「え!?じゃあ二匹いたんだ!といか、最初のを入れると三匹もいたんだ!何気に危なかったじゃん。」


「そうだね。纏めて来られてた方がヤバかったね。

ファムちゃんそんなに苦戦したの?」


「うーん。

雪原を広く使われたし、雷魔法が厄介だった。

腕相撲の時に作ってもらった防具のおかげでなんとか耐えれたけど、、、足をちょっとやっちゃった感じかな?」


「うへぇ〜回復薬飲んだ?」


「飲んだ飲んだ、すぐ飲んだ。

メティスちゃんはどうだったの?」


「う〜ん。

攻撃を誘導してなんとかしたかな。

雷魔法は投げナイフで凌いだよ。」


「雷魔法が来るって分かってても投げナイフで対応とか普通にできないんですけど。」


「色々想定してるからねー

もぅ移動できそう?」


「ぁーもぅちょっと待って、光玉投げたからみんな集まってくれるはずだから、それからでいい?」


「うん。わかった。」



その後雪原で戦っていた二人と合流して、魔法使いちゃんがファムちゃんに光魔法で治療をして、

その間に私とネアカ君で、大雑把にモンスターの解体をしていった。

特に売れない内臓は取り出しておいた方が、色々と都合がいい。





ベースキャンプに帰ってきてファムちゃんの治療の続きをしている間に、ご飯を作って、暖かいスープで体を労ってあげる。


夕食後みんなで火を囲みながら一息ついたところで

「明日の予定はどうするんだっ?!」

という話になった。


「今日で一応雪のインビシを三匹狩ったから、必要な素材分は揃ったんだよね。だから、もし何か取りたい素材があるなら、それを探してもいいと思うんだけど、何かある?」


「私はぁ〜インビシの毛皮もだけどぉ、尻尾も欲しいんだよねぇ〜。雷魔法の発動触媒に使えそうかなぁ〜って。」


「いいね!一応今日のが失敗した時の為に、インビシ用に仕掛けは作ってあるから、そこにいけばいると思うよ。」


「ありがとぉ〜メティスさん〜」


「時間が余ったら、適当にトローリングして狩しようよ。」


「うん。そうしよぉ〜。」


「あ、わたしはこの足だと戦闘はちょっとしんどいかな〜。」


「そうだよね〜。無理しちゃ駄目だから、しっかり休んでなよ。」


「それならっ!俺もベースキャンプにいるぞっ!

いざという時に護衛がいた方がいいしなっ!」


「ありがとうネアカ!優しいじゃん。」


「俺はいつでも優しいぞっ!」


「じゃぁ。ネアカ君、ファムちゃんをよろしくね。ちゃんとご飯も作ってあげてね。」


「ネアカ!私肉が食べたいぞ!」


「お前らなぁっ、、、」



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