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57話 夏休み8 アカツキの迷宮

57話 夏休み8 アカツキの迷宮


「お疲れメティス。」

解体を終えた父さんが声をかけてきた。


「ありがとう父さん。どうだった?」


「そうだな。自分の動きや戦闘の流れを読めていたのはよかったと思うぞ。」


「やったー!ちゃんとマァリッシュ使えてた?」


「うむ。とりあえず基礎は合格だな。後は自信を持って使い続ける事だな。」


「はーい。

あ!戦闘の途中で投げナイフみたいなの欲しいって思ったや。」


「投げナイフか?」


「うん。戦ってるとどうしても流れ的に投げ物が欲しくなるんだよね。誘導だったり攻撃だったりで。それ以外にも、さっきの戦いだったら盾持ちも倒した時にマァリッシュを腹に刺したけど、できれば短刀とかの方が、マァリッシュ手放さなくて安全になるかな?ってね。」


「なるほどな。」


「うん。どうかな?」


「さっきの戦闘の流れだけを言うと、マァリッシュを刺した所を投げの起点の一つにすれば良いかなと。だから、腹に刺すのではなく脇下とかでよかったな。

けど、まぁ言いたい事はわかる。

使い捨てでもできるモノがあればいいな!あくまでも補助的な意味合いで。」


「使い捨てはしたくないけど、、、けど投げたら回収難しい事もあるか、、、」


「それなら、メティスが魔力で感知しやすいように作る事もできるが、店売りを使う時はどうしょうもないぞ。」


「うーん。とりあえず使いながら考えていくよ。」


「そうだな。まぁ帰ったら作っておくか。」


「ありがとう父さん。」


「あと気になった事というか、確認だが、よくモンスターの武器を拾って使っているが、何か意図があるのか?」


「それは同じ武器で戦い続けてたら、脂で切れ味下がるし、血で滑りやすくなるから。」


「そうか。グリップは改造しないとだな。切れ味は、、、そうだな、そのマァリッシュではしょうがない部分はあるな。」


「???」


「刃の部分の素材だな。まぁ、暫くはそれを強化するなりして使いなさい。

またタイミングを見て必要な素材を言うから。」


「はーい。

あとさ、もう一ついい?」


「いくらでもいいぞ。」


「杖もちのボブゴブリンが魔法を使う前に、なんかブツブツ言ってたけど、あれはなに?」


「あぁ、アレはだな、たとえば火の魔法を使う時に、

火は酸素で大きく燃えて、それを火の玉のように飛ばすには、、、

って考えてしまうより、その流れを文章にして記憶しやすいようにするんだ。

そうすれば、あまり脳味噌を使わなくてもいい状態の魔法が使えるんだ。呪文って言われている。」


「え?!そんなのしたら、相手に何するかバレちゃうんじゃないの?」


「同じ種族ならな。メティスはゴブリン語わからないだろ?」


「あ!そうか。どうせ相手が聞き取れないなら、声に出してもいいのか。」


「ああ、そうだぞ。

ただ、それでも魔法を使う度にいちいち声に出していたら、

あ、コイツ今から何かするんだ!

ってバレてしまうから、おすすめしない。」


「ぁーたしかに。」


「唱えても頭の中で唱える事だな。」


「なるほどね〜。」

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