55話 夏休み6 アカツキの迷宮
55話 夏休み6 アカツキの迷宮
ゴブリン五匹を倒した後、二層三層と戦闘をしながら降りていく。
出てくるモンスターはゴブリン、スケルトン、コボルトとかの人型のモンスターばかりで、基本複数で出てくる。
人型で武器を持っているけど、武器をうまく扱えてないし、複数対一で対峙するけど、ただ一緒にいるだけだから、最初は警戒したけど、何度か戦っている間に脅威を感じなくなってきた。
上位種のボブゴブリン、スケルトンウォーリアー、コボルトアサシンとかになると、武器の扱いもそうだけど、動きも洗礼されてくるし、連携もするから油断ができなくなるんだって。
あれ?フラグかな?
ちなみに解体は父さんが凄い速さでやってくれている。
今は今回の目標の五層のフロアボスの部屋の前に来ている。
アカツキの迷宮に入ってから休憩なしでここまで戦ってきたのと、ボスのリポップ待ちもあって、ちょっと休憩をしている。
休憩のお供はチョコレートとホットチャイ
チョコレートの甘さが疲れた体を癒やしてくれるんだよね〜、チャイもなんか元気が出るし落ち着くから好きなんだよ。
「父さんってソロで活動してた時ってあるの?」
「ソロか?!あるぞ。」
「その時って、解体とか野営の時どうしてたの?」
「そうだな。雑魚敵の時は基本一撃で倒して、食糧にするやつは解体しながら倒す、だな。」
「え?」
「解体する時に、筋を切るだろ?そこを狙いながら戦っていたな。
そうすると、モンスターも解体されながら傷つくから、どんどん動きが悪くなるし、倒し終わった後が楽だったな。」
「あー解体場のおじさんが言っていたやつか。」
「そうなのかい?」
「けど、実際無理じゃないの?そこを上手いこと切るなんて?」
「例えば、脇の下を切りたいなら、切り上げの攻撃を誘えば、狙いやすくなるぞ。二手三手先を読むと上手くいくぞ。」
「んーむ。まぁいいや。
野営の時は?寝れないよね?」
「ん?!父さんほとんど寝ないでいい身体だからなぁ。」
「あー、、、普通ならどうすればいいと思う?」
「精霊と契約するか、不死系のモンスターをテイミングするか、罠を仕掛けるか、じゃないかな?」
「最初の二つは非現実的よね。
精霊と契約なんて、人間じゃあ伝説の賢者・マルゴー様の話しでしか聞いた事ないよ。
それに不死系のテイミングてどうやったら、心通わせれるのよ!!」
「エルフ族は契約しているぞ?!」
「私エルフの血入ってないよ。」
「、、、、、」
「、、、え?!入ってるの?」
「いや、入ってないぞ。
あーじゃぁ不死系を召喚。」
「私召喚士じゃないです。」
「父さn、、、」
「父さんはチートなんだから、そこは自覚してよ。」
「んーそれなら、テッポウウリとかにモンスターが近づいたら攻撃するようにしたらどうだ?」
「え?!そんな自動に何か命令できたりするの?」
「詳しくは知らないが、母さんがやっていたぞ。」
「なにそれー!!知らないや!帰ったら母さんに聞かなきゃ!!」
 




