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42話 野営訓練9

42話 野営訓練9


解体は昼過ぎには終了して、拠点に戻ってから遅めの昼食をとって、素材の分配の話になった。


「アルマジロドラゴンは均等に分けれるから、それでいいとして、ロックタートルはどうしよう?」


「あっ!俺魔核欲しいんだけどっ!譲ってもらえないかっ?!」


「魔核?!わたしは別にいいけど。」


「私も別にいいよー。」


「ありがとうっ!助かるっ!」


「何に使う予定なの?」


「いやっ!今すぐって訳ではないけどっ!俺魔力が少ないから、魔道具の装備を使う時用に持っておきたいんだっ!」


「へぇ。ストック用かぁ。」


「魔力少ないのは色々大変なんだぞっ!身体強化に使うぐらいしかできないしっ!魔力が多い二人が羨ましいっ!」


「多いって言っても、そんなに万能じゃないよ。結局身体強化をするにしても、どんな行動をする為にはどんな筋肉がどう動くかわからないと大きな効果はでないから、結局はイメージに頼る事になるんよ。魔力が多くても使いこなせないと意味がないんだよ。

身体強化は繰り返し使うと上手くなるらしいから、それなら武道家のネアカ君の方が、身体の動きのイメージ上手なんじゃない?」


「うーんっ!そんなもんなのかっ!」


「そんなものだよ。それにアルマジロドラゴンを誰より早く倒してたでしょ?!実際身体強化はネアカ君が一番上手いんだよ。

まぁ、確かに魔力を他に回せる余裕は私らにはあるけど、それを含めても今の所ネアカ君が一番強いよ。無い物ねだりはダメだよ。」


「そういやさ、メティスちゃんの植物の魔法って結構チートだよね?!アルマジロドラゴンを仕留めたやつとか。わたしも使おうかな?」


「んー私の属性は樹だから、難しいと思うよ。

あと、チートではないよ。

テッポウウリ2は威力が高すぎて一発撃つと壊れちゃう。種も一個だから、いちいち回収するか、その場で交配しないといけないから、意外と面倒臭いんよ。

あと、その地域に適してないと、長時間持続できないから、色んな地域の植物を勉強しないといけないもん。」


「うわぁ。それを聞くとちょっと微妙だよね。」


「だよだよ。

で、分配はどうする?爪は五本で剣一本分らしいよ。」


「それなら五、五、六になるのかな?」


「いやっ!俺は剣を使わないから、四で充分だっ!」


「じゃぁ四、六、六でいいか。あとは甲羅だよね。三等分にする?」


「それでもいいかな〜。」


「ダメだっ!俺が貰いすぎてるっ!俺が三割で残りを二人で半分でいいと思うっ!」


「んじゃ、それでいこうか。」


「え?!いいの?私たち爪も多めに貰ってるよ。」


「いいんだよ。多分そうしないとネアカ君がわたしらにずっと負い目を感じちゃうじゃん。だよね?」


「あぁっ!そういう事だっ!」


っという感じで、本当に二人とも十五歳なの?という気持ちが芽生えた状態で分配が終わった。

それはそうと

ロックタートルの甲羅

ロックタートルの爪六本

アルマジロドラゴンの背中五個

アルマジロドラゴンの皮腹側二個

アルマジロドラゴンの魔核五個


何作ろうかな?

メイン武器は買ったばかりだから、防具かな?

アルマジロドラゴンの背中カチカチだからいい防具が出来そう!腕と胴体とレガース。腹側の皮で靴もいいなぁ。

でも色合いが可愛くないな〜悩む。


ロックタートルの甲羅も硬いけど重たいんだよ。盾?小盾?片腕に装備をしたとして、持てるかな?持てるかもだけど、扱えるかな?んーそれなら売っちゃう?

というか、やっぱり盾いるよね!!

防御が避けると武器で受け流すだけだと少し不安があるんだよね〜実際怖くて基本鞭か魔法ばっかりだもん。

折角片手斧があるんだから、接近戦したい。

けど、マァリッシュは右手、鞭は左手にしてるから、左腕に盾もってたら鞭振る時に邪魔だしなぁ。

うーん。マァリッシュも左手にするべき?

ん!?ちょっとまって、盾持ったら父さんが見せた演武みたいな動きできなくなるんじゃ、、、

あれ?!ひょっとして武器選択間違えた???


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