表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/172

39話 野営訓練6

39話 野営訓練6


ハルバードを構えて、相手の突進に合わせて突く!

が、頭を下げれ背中の硬い皮膚に弾かれる。ハルバードを回転させて、鉤爪を引っ掛け距離をつめさせないようにする。

横に飛び退き距離を取り、睨み合う。


焦るな焦るなわたし

大きいって知っていたじゃん。


対峙してはじめて感じる相手の大きさにビビるな!

向こうの攻撃は暴れるか噛み付くなだけ。

突だと避けられるから横薙ぎか、上から切り落とすイメージで戦うの!


間合いを測らせちゃダメだよね。

よし。

槍を体の後ろに回して、回転して横薙ぎに振り抜けるようにする。

互いに動けずにいると


バァァン


と音がなり、相手がビクついたのを見逃さず一歩二歩と走りハルバードを横薙ぎに振る!

が、頭を地面につけるようにして避けられる。

ハルバードを無理矢理少し下げ、軌道を斜めにするけど、頭を掠る程度。

大丈夫、大丈夫だから。

ユークの時みたいに一撃で終わらないように、連続で動くの!

回転を止めずそのまま振り回し、跳び上がり兜割り!!!!


ハルバードの一撃は硬い皮膚と頭蓋骨を突き破り、地面を赤く染めていた



、、、、



勝てた。

けど、ダメだな。兜割りだと、当たらなかった時に無防備になるじゃん。

もっとしっかり練習しないとダメだよね。


〜〜〜〜〜


左手が前になるように半身なり、腰を落としトンファーを構える。


相手は四足歩行の獣、四足歩行とはいえ、頭の位置は地上から一メートルはあるっ。伏せると地面スレスレになるっ。体長は三メートルくらいかっ?尻尾の攻撃も警戒だなっ

首は太いからシメもできないから、打撃のみだなっ。上段攻撃はせずに、中段と下段で組立てるかっ!


獣が走って向かってきて、左手に噛みついてくるのを目を狙いカウンター気味にトンファーで殴り、追撃はせずに離れる。

眼球まではいかなかったかっ!

ならもう一度っ!

カウンター。

更に腫れ上がる左目。


性懲りもなく左手を噛みにくる獣。

おかしいなっ!?

距離を詰め、逆首にトンファーをかけると、

体がいきなり遠心力に振られる。


さっきまで自分がいた位置に尻尾が通り過ぎる!

アレを喰らえば、全身の骨が折れるなっ!


遠心力を利用して、首にまたがり、右目を潰して離脱。


痛みに悶え、暴れ回る獣。


様子を見ながら構える。


獣が舌を出しながら、空を舐め、何かを感じ、こちらを向いてくる。


何を感じてるっ?匂いっ?熱っ?


獣がこちらに向かってくる。

確実にこちらを認識していて、時間をかけると危ないという気持ちがするっ!

足元の頭大の石を蹴り上げ、自分の位置と入れ替える。

獣が大きな口で


ゴギャッ 


石に噛み付く


近づき膝蹴りで喉元を潰し、トンファーで下顎の骨を折り、頭部へ打撃を繰り返す。

硬い皮膚と骨で守られている頭皮だが、圧縮されて硬く重くなったトンファーの一撃は、武道家が使えば大槌の如く破壊力があり、それを耐えれるほどこの獣は強くはなく、

程なくして、動かなくなった。



ふぅ。

確かにこれを何匹も同時に相手するのは、今は無理だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ