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33話 間話

33話 間話


痛い、苦しい、


止まりたい


だけど、この子だけは


この子だけは助けないと


ぁぁ、誰か。


誰かお願い。


私の命はもぅ終わろうとしている。


だけど、この子、まだ外の世界を知らないこの子


まだ何もこの世界に汚されていないこの子だけは


どうか、綺麗な心のままで


どうか、綺麗な魂のままで


どうか、誰か、この子を守ってくれる加護を


どうか、私の替わりにこの子を大切に


森の精霊よ


光の精霊よ


どうか、どうか


この子は私の宝なの


どうか、私の宝に愛を


私の替わりに愛を与えて下さい


ごめんなさい愛しい我が子よ


ごめんなさい温められなくて


ごめんなさい一緒にいれなくて


ごめんなさい叱れなくて


こんなさい愛せなくて


ごめんなさい


どうか幸せに


どうか生まれてきて


どうか。




そう願い母親は卵を大切に守るように樹洞の中で息絶えた


卵を守るように


卵を隠すように


卵を森と光の精霊に託すように


樹洞は輝いていた


樹洞は優しく輝いていた


親の気持ちを受け


親の願いを叶えるように


親のように卵を守るように輝いていた


そして、託せる者を呼ぶように輝いていた

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