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29話 家族でご飯

29話 家族でご飯


「いただきまーす」


今日の晩御飯は若いフォレストウルフのステーキとサラダとコンソメスープ

ステーキは肉の味を楽しむ為に、塩と清流ワサビを少しつけて食べる。筋肉質で硬いと思ってたけど。意外柔らかく、肉汁が多くておいしい。

これは今日のご褒美だね。頑張ってよかったよ。


「メティス、今日は採取に行くって聞いたけど、フォレストウルフも狩れたんだな。」


「そうなんだよー。今日は大変だったんだよ〜採取しにいったんだけど、色んなモンスターと出会ってね、そこでフォレストウルフと戦ったんだ。」


「あらっ!大変じゃない〜どうだったの?ちゃんと戦えたの?」


「うん。一頭目はゴブリンと戦っていたから、その隙にテッポウウリで一撃で倒してね、二頭目は普通に戦ったんだけど、なかなか勝負がつきそうになくて、ツリフネソウと火炎草を交配した植物を、口に入れて種を飛ばしたんだけど、コレが凄い威力でさ、フォレストウルフのアゴがなくなっちゃったんだ。」


「あらっ!そんな事もできるのね!母さんやった事ないわ。」


「えっ?!そうなの?交配して新しい植物作らなかったの?」


「ええ、その発想はなかったわ。そもそも普通違う植物同士は交配できないものよ。」


「ぁー確かにそうなんだけど、交配できるようにイメージして成長させたらできたよ。明日やってみるね。」


「ええ、やってみて!母さんも気になるわ。」


「あ、そうそう、それでね、その種を庭で生産してもいいかな?あぶないかな?」


「あらっ!危険性はあるかもしれないけど、どんな花が咲くのか気になるし、いいわよ。防御壁ができる魔道具を使えばなんとかなるでしょうし。」


「うむ、わかった。早速明日にでも作っておこう。風と水の膜でいいか?」


「あらっ!助かるわ。それでいいわ、よろしくね。」


「父さんありがとう。あとね、今日はギルドの解体場のおじさんに解体を教えてもらったんだけど、その時に鞭の使い方が甘いって言われた。」


「うむ、そのおじさんは色々と詳しいんだな。」


「うん。で、鞭をもっと練習しなきゃって思ったんだけど、将来的に魔鞭以上はやっぱ欲しいなって思ったの。切るって事を鞭でもしたいから。」


「うむ。それはそうだな。」


「でね、買うとかなり高いから、素材は自分で集めるから、父さんに作って欲しいんだけどいいかな?防具もお願いしてるから、頼りっぱなしになっちゃうけど。」


「うむ、構わんぞ。安物を買って危険な目に合うなんてバカバカしいからな。頼れるものは頼りなさい。」


「ありがとう父さん。で、素材はどんなのを用意したらいいの?」


「うむ。どうせ作るなら線鞭(魔)の方がいいと思う。そうなると、

①魔法が使えるモンスター

②そのモンスターの尻尾か翼

この二つが条件になるな。

あとは属性が合うといいんだが、樹魔法が使える尻尾の生えたモンスターとなると、変異種か高位のモンスターになるな。

だから、そこはあまり気にしない方がいいな。

取れればラッキーぐらいに考えておきなさい。」


「フォレストウルフの尻尾は持ってるけど、それは使えないよね?」


「普通のフォレストウルフは魔法が使えないからなぁ。一応見てみるか。」


「はい、コレだよ。」


「、、、うむ。大きいが、、、そうだな。」

そう言うと何かを確認するように、魔力を尻尾に通し出した。

「うむ。やはりダメだな。」


「そうだよねぇ。フォレストウルフは魔法使わないもんね。」


「そうだな。ただ長生きした個体が稀に魔法を使う場合もある。その場合は大きめの個体になる。

この尾も大きめだから、もしやと思ったが、ダメだった。」


「そうかー。残念。」


「まぁこればかりはな。素直に魔法を使うモンスターを狩るのが一番だ。」


「はーい。」

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