24話 武器選びは続く2
24話 武器選びは続く2
「ただいま〜」
「おかえり、メティス。」
リビングで本を読みながら寛いでる父さんが、お出迎えしてくれた。
「父さん、昨日ぶり〜昨日は珍しく夜通し残業してたの?」
「あぁ、そうだな。残業というか夜中にしかできない実験だったからな。それに父さん夜に強いから。」
「そうなんだ。お疲れ様。どんな実験だったの?」
「うむ。簡単に言うと野営を快適に過ごす為の魔道具さ。虫や小動物を寄せ付けないようにしたいんだ。」
「へぇーどうせなら、魔物も寄せ付けないようにできたらいいのにね。」
「弱い魔物ならなんとかなるかもしれないが、より強い魔物が集まってしまうぞ。」
「え!?それは嫌だ。。。あ、そうだ、父さんこのカタログの斧ってわかる?」
「あぁ、これな。もちろん知ってるぞ。父さんが設計したんだからな。どうした?」
「いや、この武器を使いたいんだけど、学校の先生は使えないみたいで、後期までには使えるようにするとは言ってたけど、保証はないらしくて。」
「あぁそう言う事か。先生がダメそうなら父さんが教えようか?」
「え?!父さん使えるの?」
「あぁ、使えるぞ。昔父さんが使ってた武器の一つだからな。」
灯台下暗しとはこの事か、流石自称天才。なんでもできるチート父さん。
「何それ!ていうか、なんでこの武器を今更作ったの?先生がかなり昔に使われていて、今は使い手がいないって言ってたのに。」
「父さんの職場の隣がマルゴの鍛冶場だろ?そこの職人長と話していて、話の弾みで作る事になったんだ。
完成品をたまたま工房に来たオーナーが面白がって増産が決まったんだ。
作ったはいいが、使い手がいないから、普及活動をしなくちゃいけなくなってだな。今、各学校の先生に声かけ中なんだわ。」
「え?!じゃあ騎士学校も?」
「あぁ、騎士学校にも連絡はしてるぞ!今日参加するって言ってきたけど、メティスのお陰か?」
「かもしれない。今日斧の先生にこのカタログ見せたから。。。後期までになんとかなりそうなものなの?」
「んー基礎ぐらいはいけると思うぞ。少なくとも各学校の斧担当の先生方は、職業が斧使いだから、習得は早いだろ。」
「そうなんだ。私もやりたいけど、どうかな?」
「いいんじゃないか?鞘というかカバーがついてるから、鞭との相性も悪くない。学校で不足してる部分は父さんが教えれるしな!」
「じゃぁ、お願いしようかな。学校の授業、斧にするよ。明日先生に言ってくるね。」
「うむ、そうしなさい。父さんも騎士学校の先生にはしっかり教えておこう。それにしても、どうしてこの武器を選ぶ事にしたんだい?」
「見た目かな?後は、マルゴ商店の武器マイスターのお姉さんにオススメされたんだよ。黒髪パッッン前髪の美人さんだけどわかる?」
「あぁ、リリンか!それなら間違いないな。」
「知り合いなの?」
「うむ、昔の冒険仲間だ。母さんとも仲がいいぞ!」
「じゃぁ、この斧で間違いないね。
父さんはなんでこの武器使っていたの?」
「父さんが使ったキッカケはバルディッシュの柄が折れて、手斧サイズの柄になったから、そのまま使っていただけだ。大きすぎるから、少し小さいのを作ってもらったんだ。」
「バルディッシュの刃って60センチぐらいなかったっけ?」
「あるね。邪魔だった。けど、闘技場だったから、武器交換できなかったんだ。」
「闘技場に出てたんだ。」
「あぁ、出てたぞ。ちなみに、その回は優勝しているぞ。あと、マァリッシュの由来は小さいバルディッシュ→マァリバルディッシュ→マァリッシュ。だな。」




