148話 ルリ8
148話 ルリ8
ヒトテラさんを先頭に飛び出した討伐班は
ヴィゾーちゃんに乗った私が先行し黒い靄向う。
隠匿効果のある雪のインビシのマントのお陰で、気付かれずに初撃にヴィゾーちゃんの光魔法を纏った体当たりをくらわせれた。
靄は飛散するように穴が空いたけど、すぐにまた穴が塞がりモヤモヤしている。
間を置かずに
パァァッンッッ
という空気を切り裂くような音がした。
別の部位でクノさんの雷撃が起き、靄を斬り裂いていた。
黒い靄が触手を伸ばすように私とヴィゾーちゃんに襲いかかってくる。
それを翼で払うようにして対処する。
光魔法のおかげか?相手にその気がないのか?
グリフォンの時みたいに黒い靄にあたっても纏わりつくことはなかった。
私の方は左手で攻撃して対処する。
黒い靄は縦横無尽に攻撃してくるけど、特段複雑な動きをしてくるわけじゃないから、対処はしやすい。
というか、意志をもって攻撃にくるけど、どこかバラバラというか広がっていく。
それに攻撃すると、黒い靄が一瞬散るけど、またそこを穴埋めするように黒い靄が集まってくる。
もう少しまとまってくれたら、戦っている感じになるけど、どうも靄を払っているだけになっている感じがして嫌だ。
かと言って黒い靄はグリフォンが手負をする程の存在だから、放っておく事もできない。
ゴオォォォン
ヒトテラさんが黒い靄を一刀両断するように切り裂いた。そこから四方八方切り裂き出した。
それに合わせるようにクノさんが雷魔法?で攻撃しだしたから、私達も一緒に攻撃しにいく。
地面に降り左手はブレスレットを使って雷魔法で殴り、右手はあまり得意じゃないけど、火魔法でを纏って殴る。
殴り蹴り連続して攻撃していく。
中心に近付くにつれて攻撃をしても靄が散りにくくなっていく。
靄の密度が濃いのか?中心部に何かあるのかな?
どれぐらい攻撃を繰り返していったのか?
疲れたのか徐々に身体が重たくなっていく。
腕や足に纏わりつく何かはあるけど、
まだ
動ける。
攻撃は徐々に遅く は なってい
る
けど、 まだ
い ける
いき が あがる
け
ど
まだ、
、
、
、
、
、
、
。
『もぅ、、、一人で頑張りすぎだな。』




