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145話 ルリ5

145話 ルリ5


「えー面白そう!!」


「だろ!!骨組みはキチッと作って、筋肉は植物で表現して、そこに花や草葉の鮮やかな彩りをそえる!!」


「わーめっちゃいいですね!凄い凄い!!」


「ただ、問題は植物を使うと枯れてしまうから、展示に合わせてタイミングを考えて完成させないといけないから、そこが難しいな。」


「んー確かに難しいですよね。

私の樹魔法で作った植物なら、普通の状態より多少長持ちするけど、、、それでもなぁ。。。」


「え?!そうなのか?」


「ずっとは無理ですよ。

あーでも魔力を与えてたらなんとかなるのかな?

やった事ないからわかんないや。」


「そうか、、、というか樹魔法使えるなら、植物について詳しいんじゃないか?

是非教えて欲しい!!」


「それなりにはわかりますけど、、、私でよければ相談乗りますよ。」


「本当か!助かる!!

それならまずは柔軟性が高く、丈夫な糸みたいな植物はあるか?」


「それならクモノネですね。

防具にも使われるぐらいの強度と適度な柔軟性がありますよ。火に弱いけど。」


「なるほどなるほど!クモノネね。

それは一般的に手に入るのか?」


「んーマリオーネトではわかんないけど、この旅では見つけてないですね。

必要なら分けますよ。」


「本当か!料金は払うから頼む!

あ!あとはだな、、、


、、、、


。」




その日は夜営をしながらアニラさんが求める植物を紹介していった。今回は成長操作はせずに自然のままの形にしたよ。じゃないとフェアじゃないもんね。


ちなみに竜花のみんなもそばにいて、のんびりしていたよ。周辺警戒はスプちゃんがやってくれたから正直みんな楽していた。

ありがとスプちゃん。






翌日は朝はヒトテラさん達のパーティーが護衛、お昼からは私達に交代して、野営はヒトテラさん達になって進んでいった。


その日も二カ所に魔石の屑が積まれていて、モンスターが集っていた。

一応それを回収しておいた。

何かに使えたらいいけど、何にも使えないから捨ててあるんだろうしなぁ。

いや、でもゴーレムのコアみたいに隠された使い道があるかもしれない、、、、よね?




サクスムサハラに入って四日目


八度目の魔石の屑山を回収したところで

「フゥ、片付いたか。

コレで何度目だよ!」

リンさんが呆れたように呟いた。


「確かに、、、」

今回も魔石の屑山が原因でモンスターとバトルになった。普段より多く戦闘をしている所為で旅も予定より遅れている。

確かに愚痴の一つや二つは言いたくなる。

まぁそれでも許容範囲内の誤差だし、食糧に余裕はあるから、みんなに焦りはない。

ただ、戦闘回数の割に売れる素材が少なくてちょっと残念って感じ。

「それにしても今回エルデンラーテルも多かったですね!こんなに集まるなんて珍しい。」


「タシかに多いな!繁殖期でもないのにこんなにいるなんて、、、」


「岩蜘蛛が集まってたから来たのかな?」


「ソレもあるかもしれんが、何かから逃げてきたのかもな。例えばグリフォンとか。」


「あーフラグ立てないでよー。

けど、グリフォンはもともとこの辺に住んでるんじゃ?それならグリフォンがいたからって言って、必死に逃げてくる事ないんじゃないんですか?多分最適な隠れ場所があってそこに逃げ隠れたりすると思うんですけど。

もっと何か別の理由があるんじゃ?

それこそ魔石の屑山と関係があるとか?」


「アッ!フラグ立てたなー」

笑いながらリンさんが揶揄ってくる

「でも、何かがあるのかもな。

気を引き締めていくか!」


「はーい。」


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