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138話 幻獣の遺跡20 従魔達の戦い2

138話 幻獣の遺跡20 従魔達の戦い2


急に仲間を拘束しだして、あいつはどうしてしまったんだ?

仲間割れか?

酒の席で暴れたりする奴だが、仲間には手を出さないし仕事はキッチリする奴だったはずだ。

口は多少悪いが、冗談でも仲間を拘束したりはしないはずだ。


拘束した仲間を担いでこっにに来たと思ったら、目が合うとドサッと仲間を放り投げて、こっちに駆け出した。


「冗談ではすまないぞ!」

怒気を込めて叫ぶが、気にするそぶりもなくタックルをしてくる。

それを横に避ける。


タックルの姿勢から身を起こし、再度タックルしてきた。

再び横に避け、今度は足をかけて転がす。


「ちくしょうが!!!このヴェデルめ!

くそっ!多少怪我させちまうが仕方ねぇ。

がぁーーー!

そう叫びながら大男が殴りかかってきた。



???

どういう事だ?

ヴェデルだと、、、、

幻覚を見せられてるのか?

あのヴェデルが幻覚魔法を使えるとなると、相当なレア種になるが、、、

いや、恐らく別のモンスターがいるな。

その確率の方が高いな。


ひとまず幻覚を解くか。


サッと大男の後ろに回り込み、頭を掴み魔力を流す


「ガガッ、、、」


魔力を頭に流された大男は呻き声をあげ動きを止めた、、、




風の揺らぎを感じ、直感的に避けると大男が吹き飛んだ。

するとそこに、うっすらと人ではない、、、大型の鳥のような輪郭が出てきた。

姿をしっかりと確認する前に、入り口に吊るされているピッチフォークを掴み打ち込んだ



〜〜〜


『いいかい。

幻覚魔法を展開するよ。

よっぽどの事がない限り動かなかったら相手に気付かれる事はないからね。

攻撃しに行くタイミングはまかせるからね。』


『わかったー』


返事を聞くと狐さんの体が妖しくひかり、その光が薄く広がっていった。

しばらくすると怪しい男三人組がやって来て仲間割れみたいな展開になっていった。

、、、

一番後ろにいた男が大男の頭を掴んで何かをしたら、大男が停止し敵が一人になった。


残った敵の背後から前蹴りをお見舞いするけど、避けられて、替わりに大男がそれをくらって前に吹っ飛んだ。


横薙ぎからの回転突きからの三連突き

それをステップと風魔法で軌道をズラして対処する。

距離を取ると、それを詰めようと走り込んでくる。

逆袈裟、回転横薙ぎ、袈裟、下段の突きからの突き上げ。

勢い良く打ち込む男に対して、冷静に対処して全てを空振りにさせながら、風魔法で魔法の刃を飛ばし反撃をするヴィゾーちゃん。

しかし、ヴィゾーちゃんの攻撃は男には当たらずに全て武器で受け止められていた。



数合打ち合いは続いていくが、双方体には傷がついていない。


戦いが膠着し長引くと誰かに目撃される可能性があり、そうなると男達にとっては厄介な事になる。

ただ、焦って大技を出して失敗しても仕方がない。

できるのは攻め手を変えるか攻撃速度を変えて、相手の隙を作るかだな。

男は横薙ぎに武器を振り、ヴェデルがバックステップで避ける、そのタイミングで身体強化で一気に距離を詰めるぞ!!




って考えてるんだろうなぁ。

そのタイミングで

、、、

『スプちゃんよろしくね。』


男が横薙ぎに武器を振り、それをバックステップで避ける

男が身体強化を使い、間を詰めながら突きを三連発放つ

それを横に避ける。


男は用意していた魔法をヴェデルに向かって放つが、その直前に目の前で眩い光が放たれた。



そのタイミングでヴィゾーちゃんは跳び上がり、足で男の頭と肩を掴み、頭を蹴り踏み込んだ。


ガクンっという衝撃と共に男は力無く地面に倒れ、動かなくなった。


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