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幻獣の遺跡12

130話 幻獣の遺跡12


ヒトA「よし、コレで完成だな!」


ヒトB「あぁ。コレであの人が言っていた八箇所の壁画が完成したな!そして、ここで暮らすのも最後だな、、、少し寂しいな。」


ヒトA「ここに住むには人が増えすぎたし、なんせここより新しい所の方が農地に向いている。

なに、そんなに遠くないんだ!気が向いたらまた遊びに来たらいいさ。」


ヒトC「それに年一回はここに来て儀式をする約束だからな!我々のしてしまった事を後世に忘れさせないようにな。」


ヒトB「、、、どうせならお祭りにしようぜ!」


ヒトA「お祭り?なんでだ?」


ヒトB「楽しみがあった方がいいだろ?それにお祭りがあると、人が集まる!そうすれば街が潤うんじゃないか?」


ヒトA「うーん。。。どう思う?」


ヒトC「、、、いいんじゃないか?俺たちと同じ過ちを他の地域で起こしたくないから、それの役目になるならそれでいいさ。」




幻獣様とマントの人が話した後は、

幻獣様がモンスターや動物の怒りを鎮め、穏やかに過ごせるようにした。

ヒト達からは幻獣様が邪気を払った後に、マントの人が農業を教え、生活を安定させた。

もちろん動物を狩らなくなったわけではなく、生きる為に必要な狩はするけど、過剰な殺生がなくなった。


そして、それを伝える為?なのか、かつてヒトが住んでいた場所に壁画を描き、年に一度そこで儀式をする決まりになったらしい。


その場所こそが幻獣の遺跡と呼ばれている場所なんだって。


ちなみにシードルの実は、

一つはヒト達に知恵を与えるタイミングで使い、

一つは幻獣様とマントの人の友好の証として半分ずつ食べて、

一つはマントの人が友人の為に持って帰った。




確かなんかの伝承で、シードルの実を食べたヒトは知識を得た替わりに楽園から追放されたとかどーのこーのの話ってなかったっけ?

中途半端に似てて中途半端に話違うけど、大丈夫??



んまぁ、とりあえず霧の雫のマスターが言っていた、この地域に伝わる伝承はこれなんだよね?

壁画の内容をつないで話にすると大体一致してる感じだけど、地面に描いてあった絵には一切触れてなかったんだよね。

なかった事になってない?

というか、関係ない事なのかな?

いや、だとしたら誰が描いたの??

ちょっと調べて、わかんなかったら、マスターに聞きに行ったらいいか。


幻獣祭関連は後は祭り当日と、幻獣の遺跡での儀式だけだね。




それにしてもあの人形達って凄い精巧だったよ!

人が動く時の細かい動きというか、柔軟性というか、そういうのまでキチンとしていたし。

人形じゃない、普通の劇みたいだったもんなー

近くで見れたりしないかなぁ?

今からあの人混みを掻き分けて舞台近くに行く気力はないんだよね〜

いや、行こうかな?

うーん。。。


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