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保育園を作ろう

 シュウと鉄道というか、リニアっぽいのの話をしていて思ったんだけど、魔石の中の力って明確に数値化されてないわけじゃない? どのくらいのパワーを使うとどのくらいの時間持つとか、そういう検証って難しいよね?


 「そうですね、あまり深く考えた事もありませんでした・・・」


 サージェスが例のアレ時代に警戒して結界を各集落に設けた時は、持続的に皆が魔力を融通してくれるから、普通に維持できてた。ちなみに今でも持続中だよ、もう生活の一部になってしまっているからね。


 「魔力計みたいなのがあれば、色々と分かりやすいんだけどねえ・・・地球だとエネルギーを計る事って結構してたと思うのよ、電気代にしても水道代にしても」


 「なるほど・・・自分の中にある内臓魔力が数値化できれば、魔法を使うのにも役立ちますね」


 「シエルは私を迎えに来てくれた時に魔力使いすぎて倒れたじゃない? あれからちょっと気になってたのよね、私達は神の身だから、そういうのあまり気にしないでガンガン力を使っちゃってるからねえ」


 「あの時は感覚でどのくらいの残存魔力があるかとかは一応把握はしていたのですが・・・まだまだ私が未熟なせいであのような事に・・・」


 「それだけシエルが必死になってやってくれたことだもの、未熟だなんて思わないわ、ありがとうね」


 思い出しションボリをかましているシエルもとてもかわいい。人から見える仕様にすると、魔力の多い少ないで何かしら問題が発生するかもしれないから、自分にだけ見えるようにできないかな?

 システムを弄る感じになるから、多分要相談みたいな感じになると思うんだけど、まだ相談員のギルさんが帰って来てないのよね。


 その手の事はコーマが得意なんだけど、一応元そっち系の職業だったし。自分の使う魔法の消費魔力と自分の総魔力が分かれば、生活はしやすくはなると思うんだけど、結構デリケートな部分もあるから、匙加減がまあ割と大変な気はするんだよね。


 とりあえず、天界権限で見れるようにはしたいところ。それをやったら魔石にどのくらいの魔力が保有できて、どの魔法をどのくらい持続で使用できるかとかわかるから、燃料問題が片付くと思うのよ。

 なんもないところでエンストなんか起こしたら大変だもんねえ、この世界にはJAFはないのだから。


 「とりあえず、この事はギルが帰ってきてから相談することにしよう」


 「そうですね、まずは相談からですね」


 魔石を使った移動手段かぁ・・・魔石を取り付けるところに省エネ魔法とか付与できたら、長持ちさせたりできるのになー・・・そんな都合よくはいかないかもだけど。


 もう少しこの話が進んだら、シュウにまた相談して色々とこの列車話で盛り上がれたらいいなぁ。新しく何かを立ち上げるのって結構楽しいもんね!


 「さて、じゃあ今出来る範囲の事を考えますか~」


 「現在は、色んな生産物などは安定して得られていますね」


 「やっぱ娯楽が足りない気はするけど、生活をもっと豊かにして欲しい気もするのよね」


 「例の二人の件で色々考えたのですが・・・子供を安心して産める環境というものが気になりました」


 「そうねえ、今の一世帯ごとの住居だと多くて3人とかなのよねぇ、でもそれは簡単に変えられるものでもないし・・・あとは、子供が多くなると日中お母様方の手がふさがっちゃうのがね・・・」


 「それでは、日中子供の面倒を纏めて見る施設などはどうでしょうか?」


 「!・・・なるほど、保育園的な!」


 「ほいくえんは存じませんが、ある程度の年齢までは目を離せない事が多いですから、手がかからなくなるくらいの年齢まで面倒を見てくれる人が居れば、日中のお母様方の手は空きますよね」


 「そうね、働くお母さんの為に保育所とか利用してたしね・・・! 日本では!」


 そうと決まれば概要だけでも考えておかないと・・・! 対価をどうするのかは、各町で特色があるから、それぞれで考えてもらうとして、問題はその施設が負担になってはいけないということだよね。


 預けてる間の食事事情・・・つまりお昼ご飯だね、それを確保しないといけないから、迂闊に創れーっていう訳にもいかないわよね。

 園庭にお昼ご飯に食べても大丈夫な物を植えるとか・・・? どの道家に居たってお昼は用意しなきゃいけないから、各自で持たせるようにする? でもある程度は園のほうで用意したほうがいいよね・・・。


 「おひるごはんに丁度いい様な食べ物って何かしら・・・?」


 「そうですね・・・小さい子は栄養を沢山取った方がいいと思いますし、良く動きますからエネルギーになるようなものが好ましいですね」


 「高栄養高カロリーか・・・中々に難しいわね・・・」


 大容量のカ〇リーメイト的な・・・? いやいやそれじゃネタ植物がまた増えてしまう! 錬金術で何か・・・とも思ったけどそれじゃなんかディストピア飯っぽくてちょっとやだわ!


 栄養素の詰まったお腹いっぱいになる果物・・・小さな子でも食べやすいような・・・


 「超バナナ的なやつが欲しい・・・!」


 超バナナ。

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