乗り物関連を進めて行こう
ロクストでカピヴァラさんが生み出した、固形入浴剤。これは各ご家庭にお風呂が出来た時に、滅茶苦茶良いと思うの。だから、それを広めるのは悪い事ではないと、私は思うんです。
あと、私も使いたい・・・。
普通にこの部屋に付属してるお風呂で使おうと思えば、自分で作れるんだけどね? やはり、下界で作られたものを嗜むっていうのがいいじゃない? 我が子の作った物を使いたい親心的なさ!
というわけで、神託飛ばして、各集落のカピヴァラさんが、入浴剤を作れるようになりました。あと、効能も色々増えたよ。中にはカピヴァラさんを研究観察している人も出てきて、その資料がリブラに送られてきたりしている。図書館にカピヴァラさんの本が出来てしまうのか・・・。
絵本ちっくにしたら、可愛いだろうなあ。
シュウ君的には、それを応用して何か、バフれるアイテムにしたいとか言ってたけど、それはそれで、いいアイデアかもしれない。ドーピングというと聞こえが悪いけど、強い何かと戦うというか、身を護るには必要だと思う。逃げるにしてもね。
煙玉とか、まきびし? とかもあったら良さそうだよね。
アルケミスタの区画整理も順調に進められていて、早い所はもう建設工事が始まっている。ワーカーズの人達がもう大活躍ですわ、パワーは正義だねえ。
ところで、最初はシュウ君の集落で周知されたことなのだけど、夜叉鵺の存在を明らかにして、その対応を女神たちがやってくれたと。その話をして、これからこういう魔物が出てくることがあるかもしれないと、危機感を周りの大人に持たせたらしい。
周りの大人は、女神様のおかげで危機を回避し続けては申し訳ないという感じで、自分にできる事を今以上にやろうとしている人がじわじわと増えてきていた。
それが隣の集落にも伝わり、さらに隣の・・・と言う風に徐々に広まっていった結果、ラプールのほぼ全土で、外の神による嫌がらせに対する危機意識というものが芽生え始めていた。
もし、ちょっかいを掛けて来なくても、努力が無駄になる事は無いと。非常に前向きだわ。
相変わらず武器を持って戦う!みたいな人は現れてないけど、身を護る為ならそれも致し方ないのかなってちょっとは思ってるのよ? 私は皆の平穏無事の方が大事なんだから。
と、考えていた所で、新しい魔法が生み出された旨の通知が入った。
おぉ、攻撃魔法っぽいのが出てきた! 微妙だけど・・・!
無属性魔法:マジックパンチ
魔物に対して魔力で殴る魔法。人には無効。
殴るんだ・・・魔物。そして人に無効ってところが非常にラプールらしいというかなんというか。初めてできた攻撃魔法がパンチて。まあないよりは・・・いいよね・・・?
「母様、ロクストで空の魔石に魔力を少しずつ込めて、結界を作る計画が持ち上がっているようです。」
「へえ、空の魔石かぁ、確か普通の魔石はコストが結構高いんだっけね。」
「はい、空の魔石ですと、かなりお安く作成だけならできるみたいですが。」
「なるほど、それで皆で力を込めると。考えたわねー。」
コーマも普通に仕事できるじゃないの、もしかしてネルちゃんに叱られたいからサボり気味なのかしら? 本格的に変態さんになってきたってことなのかな。ま、それはいいか。
うちはそれぞれが、それぞれに出来る事を目指して頑張っているところだから、ある程度はお任せしたい。時間かかりそうだけど、例のアレもそこまで暇じゃないと思いたい・・・。願望だけど。
私にも出来る事は最大限にやっておかないと、ずっと不安を抱えたままっていうのはラプールにも変な影響でそうで怖いんだよねえ。
今のところはシュウ君が考えてた、バフ盛りのカピヴァラさん産アイテムをどうにか作りたいところだね。
あとは、弓とかは無いけど、投擲なら普通に誰でもできるから、投げ当てる系の何かを考えてもいいのかもしれない。当たったら拘束する粘液が出てくるやつとか? ダメだ、私の貧相な発想力ではその程度しか思いつかない・・・。もうちょっと頑張ってよゲーム脳!
結局のところ、下界の人達に任せるしかないのだけどね・・・。私に出来る事といえば、休まなくても平気なこの体を有効活用して、常時監視していくしかないのよね。
そういえば、人々は移動が基本徒歩だったけど、乗り物を作ったとしても、引っ張る動物がいない気がした。馬は居なくもないけど、あまりいない。
そうね、カピヴァラさんみたいに、餌が用意しやすくて、燃費が良くて・・・移動が速くて力持ち。なんて都合が良すぎるかしら? でも一考の価値ありだと思うわ。その辺は下界代表として、シュウ君に聞いてみるのも手かもしれないけど、今は忙しいだろうから、コーマかギルにでも聞いておこうか。
「乗り物に適した動物か。馬が進化したものにするか、地竜みたいに飛ばない竜か。それか、ダチョウみたいな・・・チョコb」
「アウト!」
そりゃアレが居たら可愛いしいいかもしれないけどさ! 確かにファンタジーだけども!
「雑草食べてくれる系のがいいかもね、餌って考えるなら。」
こうして乗り物を引っ張る系動物を新たに考える事になった。




