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腹の蝶々  作者: ×万
2/2

解明

その動画には赤いダウンの若い男が出てきた。

そいつは俺の同級生だった。

過去に少し話したことがあるが、それほど親しくはなかった。

俺はあの日の事を完全に思い出した。

あの赤い男は白石正人という名前で、当時、あいつは俺を殺そうとした。当時、白石は俺にこう言った。

「白石じゃないか!!足に瓦礫が挟まって動けないんだよ!!早く助けてくれよ!!!」

「俺は殺し屋をやっていてな、お前の両親からお前を殺害してくれと依頼が来たんだよ」

「はぁ?何を言っているんだよ」

「お前を殺そうと来てみれば運良く地震が起こり、こんな状態だ。ナイフを使う必要は無さそうだな、ナイフは、人を刺して、血が染み付いてしまえば直ぐに刃こぼれして使えなくなるから、得したよ」

そう言って白石は近くに転がっていた鉄パイプを握ると俺のこめかみに力いっぱい打ち付けた。

その後、俺は意識を失った。

「俺の両親が俺を殺そうとしているといっていたな、まさかな…」

スマートフォンをいじっていたらなぜか少し眠たくなってきた。

部屋の天井にあるスプリンクラーから白い煙が吹き出していたことに気づいたころにはもう遅かった。











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