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case.7 城下町紹介と襲撃再び

何か唐突な展開起きすぎな気もするけど気にしないでください





 さて……外に出てきた訳だが。


 まず何処から紹介しようか?



 そうだな……ひとまずは目に付く所から紹介していくとするか。



 まず一つ目は、大きな城下町を一気に作った。

 イメージとしてはRPGによく出てくるタイプの王国の城下町のような感じだ。

 武器屋・防具屋・道具屋・教会・魔法屋・宿屋・冒険者ギルド・酒場・カジノ・コロシアムなど……本当にRPGで有名な施設を一通り作った。運営はまだしていない……が、いずれは世界各国から人を集めて運営させるつもりだ。


 その他も一般民家を大量に作り、貴族用の屋敷も沢山建てた。これで、魔界住民の移民や、世界各国から我ら魔王軍のもとへ集まる人々を収容出来るくらいにはなっただろう。


 とりあえず、アスモフィとベルゼリオが帰ってきたら、何人か連れてこれないか聞いてみよう。

 ……ちなみに二人はまだ帰ってきていない。


 通信魔法で連絡を取ることも考えたが、俺は二人を信じているので、連絡を取るのをやめた。




 さて、次に行こう。

 二つ目は、塔だ。塔を沢山建てた。


 まずは《監視塔》を東西南北、外壁のすぐ隣に4つだ。

 これは、文字通りの役割を果たすべく、建てられた。周囲からの襲撃に備え、見張り兵を置く予定である。


 さらに《守護塔》を町の中央と、監視塔と監視塔の丁度真ん中の部分に建てた。計5つ建てられたこの塔は、空の敵用の大弓だったり、レーザー砲だったりと、色々な兵器を設置しておいた。

 これが、上手く働いてくれればいいのだが、まだ試用すらしていない為、少し不安である。




 サクサク進もう、次は三つ目だ。

 俺達の国……ああ、そうか。コレも名前を付けたんだった。先に紹介しておかねば。


 俺達の国の名前、《Absolute Rule Kingdom》……“絶対支配王国”、そういう意味だ。

 俺はこの頭文字をとって《アルク王国》と名付けた。魔王と神……即ち魔神である俺が支配する王国の名前としては、相応しいと思っている。



 ……話を戻すが、三つ目はこの国のはずれに作った一つの神殿についてだ。


 俺は、とある事を思いついて一つの神殿を、この国のはずれに建てた。

 神殿の名は《お宝神殿》。直球に攻めてみた。ここは、いわゆる宝物庫のような場所で、中にはレアアイテムや強力な武具を沢山しまってある。


 だが、勿論それをそう簡単に渡すわけにはいかない。ここにはしっかりと罠を張っている。罠、罠、罠の罠三昧だ。それも殺すのではなく、地下に落として生け捕りにしたり、宙に全裸で吊るしたり……拷問の類の罠を大量に仕掛けた。

 最終的には引っかかった全員を牢屋にブチ込んで、何かに利用しようと思っている。

 “主神の儀”の生贄とかな……。



 話が逸れたな。

 これが俺の用意した全施設の一覧だ……と思ったけど、あと一つあったな。


 だがまあ、それは後ででいいだろう。恐らくすぐ紹介する事になる。



 ちなみに現在城下町には特に罠が仕掛けられていないので、外壁の門を通り抜けたところで強制転移するように魔法を張っておいた。

 転移先は、勿論《魔王ルナティック城》だ。



 さて……これで一通り紹介は終わったな。



 ここからはまた突然の報告になる。

 前回もそうだったのだが、再び戦帝国フラウが襲撃を仕掛けてきた。


 そう、そうなのだ。あのバカ国……性懲りもなくまた向こうから仕掛けてきたのだ。

 その為に、“四天王の間”に皆を待機させていたんだ。


 正直驚きを通り越して、呆れている所だ。


 余裕を持って作った物の紹介をしていたが、奴ら……そろそろ到着する頃合いか。



 そう思った直後だった。



 ―――パァン!パァン!



 音と共に、海の上に船が大量に現れた。

 音の正体は、発砲によるものらしい。


 船の数は……大体前回の倍近く、といったところか。まあつまりは20隻近い数が来ていた。



「マジでアホだな……」



 前回の襲撃時には、10隻に約7000人との事だったから、今回はその倍という事で大体14000人という事か。


 もう全軍力を尽くして来てるのか……?



「愚かなる魔王に告ぐ! 今すぐその領地を渡し給え! 今より我らは全勢力を以て、神聖なる我らが神ハヌマーン神の御信託通り、その土地を奪わせて貰うッ! 我が名は帝王ゼリドッ! もう一度告ぐッ! 我らは―――」



 あー、煩い煩い。

 ふざけるな、いい加減にしろ、っての。


 取りあえず城に帰るか。


 もう勝手に死んでくれ、どうせすぐ死ぬもん。



「面倒くさいな……」



 俺はそう呟きながら、城内に作った“魔王の間”に転移していくのだった。





 俺は用意した玉座に腰掛け、そして遠視魔法を使用した大きな鏡数枚で、外の様子を完璧に監視している。


 さて、どうなるか……。まあ、結果は分かりきっている気もするがな。



『お前たち、流石にそこまで辿り着けるとは思えないが、万が一ということもある。一応警戒だけは怠るな』



 俺は“伝言”で、手前の部屋にいる魔帝八皇の4人に連絡を入れる。



『『了解』』



 さらに俺は続けて、クサナギに連絡を入れる。



『クサナギ、聞こえるか? 一度だけ言う、よく聞いてくれ。今からそちらに、魔改造した9隻の船が突撃する手はずになっている。先に渡しておいた転移石でこちらへ来い』


『了解しました』



 よし、これで準備万端だ。


 ……と、俺が通信を切った直後、クサナギが魔王の間へと転移してきた。



「只今戻りました」


「ああ。それより、3番目の広間に居るサタールの所へ行っていいぞ」



 1番目……最初がルシファルナで、2番目がマノン、3番目がサタールで、最後がルイン。そういう準備に並んだ“四天王の間”は、俺の居る“魔王の間”の前に連なっていた。



「はっ」



 クサナギは、俺の言葉を受けて魔王の間を出ていく。

 ちなみに予想通りクサナギは、サタールの弟子となり沢山しごかれているようだった。


 そのお陰か、もしくは自らの才能かは分からないが“戦士”だった職業は、“魔戦士”へと変わっていた。

 魔戦士とは、魔法が得意な戦士……の意であり、クサナギはサタールと同じく炎魔法を得意とする戦士だったらしい。



 さて、そろそろ始めようか?


 俺は、大量にうごめいている船達を眺めながら不敵に笑う。



 あのセリフを、もう一度言わせてくれ。



「クク……クハハ……! ―――さあ、蹂躙パーティーを始めようか」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] Barbarianって日本語だと「野蛮」とか「蛮人」とかそういう意味じゃありませんでしたっけ? 「眷属」だと「Kin」とか「Family」とか「dependent」とかだったような。
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