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佐々木さんの料理日記

佐々木さんの料理日記 〜年越しそば〜

作者: 蟹蒲鉾


ある年の暮れ、佐々木さんは久々にかけ蕎麦を作ることにしました。


なので、あらかじめ蕎麦と、小エビ、天ぷら粉などの今回のかけ蕎麦に必要な材料を買っておきました。


佐々木さんは、まず小エビの天ぷらを作ることにしたようです。


小エビは下処理として、爪楊枝で背わたを取る。尻尾の先を切る。お腹側に何度か切れ込みを入れ、切れ込みを入れた方を下にして押し伸ばすことで小エビの筋を絶っていく、といったことをします。


その時に、あらかじめ用意したえびの量が少し予想よりも多かったからでしょう。佐々木さんは残った小エビでかき揚げも作ることにしました。


なので、かき揚げ用の小エビは尻尾の部分は全て切り、背わたを取りました。


次に、冷蔵庫に残っていた玉ねぎはかき揚げ用に薄くスライスして、かき揚げ用の小エビと一緒にしておきます。


そして、水で溶いた天ぷら粉に天ぷら用の小エビをくぐらせ、熱した油に入れていきます。


その間に残った衣の素をかき揚げ用に用意しておいた材料と混ぜておきます。


良い色になった小エビの天ぷらをクッキングペーパーの上に置き、かき揚げ用に用意した材料を何回かに分けて油の中に入れ揚げていきます。


こちらも良い色になったら、こちらもクッキングペーパーの上に置きます。


置いた天ぷらとかき揚げは電子レンジに入れ、冷めてもすぐに温め直せるようにしておきます。



次に蕎麦とそばつゆを作っていきます。


蕎麦は指定の時間お湯で茹でておくだけなので初めに茹でておきます。


その間にそばつゆを作っていきます。


まず水に顆粒の出汁の素を溶き、温めながら、醤油、みりん、白だし、砂糖を入れ味を調えます。


これでそばつゆは完成しました。それから少しして蕎麦も茹で上がりました。


茹で上がった蕎麦はザルにあげ、お湯を切ります。


その後お椀に蕎麦とそばつゆを入れ、エビの天ぷらとかき揚げを温めなおすことで、かけそばと、小エビの天ぷら、かき揚げは完成しました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いただきます。


まず、かけ蕎麦です。蕎麦は硬すぎず柔らかすぎずちょうどよい硬さであり、そばつゆもこれまでに何度も作ったおかげで優しい味に仕上がっています。


次に天ぷらとかき揚げです。揚げてからしばらく時間が経ったので、大丈夫かと不安ではありましたが、てんぷらは下処理の甲斐あってか、ぴんとまっすぐに仕上がっています。また包丁の入れ加減もちょうど良かったからでしょう。小エビは今まで作った中でもかなりぷりぷりに仕上がっていました。


かき揚げもそうです衣の素を少なめに入れて混ぜておいたからでしょうか。多少しんなりとしていましたが、玉ねぎの甘さなどの素材の味はちゃんと生きており、とてもおいしく仕上がっていました。


天ぷらとかき揚げをそばつゆと付けて食べてもやはり王道であるがゆえにとてもおいしく食べることができました。


佐々木さんもかけ蕎麦と小エビの天ぷら、かき揚げには大満足のようで、年末番組のカウントダウンをBGMとして聞きながら料理を食べていきました。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ごちそうさまでした。


佐々木さんは夜中の初詣はいつも遅く、人が少なくなる2時ごろに向かいます。


人が少ないこともあり、いつもゆっくりと、しっかりとお祈りをしています。


さて、佐々木さんは今年はどんな祈りをしたのでしょうか。

予定していた時間を超えましたがなんとかできたので投稿しました


今回作成した料理のレシピなどは要望があればどこかの機会に公開します。

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― 新着の感想 ―
[良い点] みているとおなかがへる。ぽかぽかぽわんと湯気立つ掛け蕎麦の様子が浮かびます。 [気になる点] 半分以上がレシピ部分、という作りであり、ヒューマンドラマ要素は、後半に申し訳程度、と見えてしま…
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