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レスト・ワールド ~召喚士の活動記録~  作者: YUGE丸
プロローグ
5/7

豚祭

「取ってきてくれるのかい!?」


おぅ……YESを選択するとこう会話が繋がるのか。

少し強引な気もするが……まぁ、仕方ないかな。


「それで『ゴールデンビックピングー』は何処にいるんだ?」


あ、それ聞くの忘れてた。場所を聞かないと、クエストクリアできないよね。


「んー。あの人はなんと言ってたかねぇ?えーと、『ピングーの桃源郷で……』と言ってたかなぁ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フィールドダンジョン:


ピングーの桃源郷 が解放されました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お。新しいダンジョンだ!


「ねぇ、シド……………」


俺がシドラの方を向くと、シドラは目を見開いていた。

なんかあったのかな?


「?? どうしたの?」

「え、ああ。いや、少し驚いただけだ」


どういうことだろう?ますますわからない。


「んー……どういうこと?」

「普通、未発見のフィールドダンジョンっていうのは、そのフィールドダンジョンのどこかにある『ポータル』に触れることで、初めてフィールドダンジョンとして認められる。それまではそのダンジョンのモンスターの情報もわからないし、クエストも発生しない」


長いな!でも言いたいことは分かった。


「つまり、ポータルに触れていないのに、新しいフィールドダンジョンが解放されたのが、おかしいってわけだね」

「ああ。そういうことだ。それに、実際に行ったわけじゃないから、行き方がわからない。」

「そうか。それはまずいね。どうしようか………」


俺たちが困惑していると、おばあさんが心配そうに尋ねてきた。


「あの……どうかしましたか?」


マズい。ここでクエストを失敗させるわけにはいかない。


「いえ、大丈夫です。行ってきますね。」

「えぇ。よろしくお願いします。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「で、どうすんだ。クレイン」


うーん……どうやって『ピングーの桃源郷』に行こうかな………


「とりあえず、村を出ようか」

「それしかないよなぁ」


俺たちは村の門へ向かった。


『タトスの村を出ますか?』


おお……システム。久しぶりだな。ここはタトスの村っていうのか。初めて知った。


「はい」

『どこへ向かいますか?』

ーーーーーーーーーーーー

ピングーの桃源郷

タトス大草原

ーーーーーーーーーーーー


お!直接行けるのか!


「ピングーの桃源郷へ行きます!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


パーティーを組んでいた俺たちは、一緒にピングーの桃源郷まで転移した。


「おお!ここはどこだ?」

「ピングーの桃源郷だよ。村を出るときに、選択肢に増えてたんだ」

「そうか。手間が省けてよかったな」

「うん。特別なフィールドダンジョンはこういう感じで向かうんだね」

「ああ。そうだな。それよりも、見ろよこれ!」


目の前の草原?はたくさんの赤と黄色の豚で覆われていた。


「『眼』」


ーーーーーーーーーーーーーーー

ピングー:Lv19

体力:120/120

ーーーーーーーーーーーーーーー

ゴールデンピングー:Lv19

体力:180/180

ーーーーーーーーーーーーーーー

ゴールデンビックピングーLv:19

体力:230/230

ーーーーーーーーーーーーーーー


うーん。詳しい情報はわからないなぁ。


「Lv19かぁ…」

「何?19?今のレベルキャップは25だぞ!」


嘘ぉ…超高レベルダンジョンやん。


「まぁ俺はLv25だけどな」


いや、黙れベータテスター。

俺はレベル1だし……戦えるかな?まぁ、だからといっていつまでもうじうじしててもしょうがない。


「よし!じゃあ金大豚の肉10個目指して頑張りますか」


俺とライガはまだLv19には程遠い。


「協力して倒そうか!」

『ガァ!』


ゴールデンピングーと対峙する。


「『ウィンドボール』!」


大剣をまだ入手していない俺はスキルの『大剣』が使えない。なので、ダメージディーラーはライガに任せ、俺は唯一使える風魔術の『ウィンドボール』で相手のリズムを崩すことにした。


「乱打!『ウィンドボール』!」


俺が放った四方から来るウィンドボールによって体勢を崩したピングーは、目の前に迫るライガにきずくことができなかった。


「今だ!ライガ、ぶちかませ!」

『ガァ!【首刈】』


ライガの放つ技が、ライガの頭の上に表示される。

いいなぁ…強そうな技があって。


『プギァァァァ!』


ライガの【首刈】によって体を真っ二つにされたピングーは消滅のエフェクトと共に消える。


「やったなライガ!」

『ガァァァ!』

「Lv19といっても、動きは単調だったし、体力も少ないからライガがいれば楽勝だな」


ーーーーーーーーーーー

金豚の肉×3


をドロップしました

ーーーーーーーーーーー


おお。しょっぱ。俺には使い道ないじゃん。

『料理』取ればよかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

レベルが12になりました

『風魔術』のレベルが2になりました

『風魔術:Lv2』により

『ウィンドカッター』『ウィンドガード』

を習得しました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお!経験値はうまいな。これなら倒しているうちに、レベルキャップまで届きそうだ。それに、攻撃の技も手に入った。これで俺も攻撃に参加できる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ライガのレベルが12になりました

『獣拳』のレベルが2になりました

『獣拳:Lv2』により

『回し刈』『瞬歩』

を習得しました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお。やったな!

これなら進化までいきたいな。

なかなかいいダンジョンじゃないか!


「よっしゃ!じゃんじゃん狩るぞ!」


そのまま俺たちは1時間程狩りを続け、金大豚の肉を10個獲得することに成功した。


「レベルキャップまで上がったし、スキルのレベルも上がった。もうおばあさんの所へ報告に行こうか、シドラ」

「ああ。いいんじゃないか」


俺たちはピングーの桃源郷を後にした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺たちはタトスの村の門まで戻ってきていた。


「さて、おばあさんはどこかね?」


辺りを見渡してみるが、おばあさんらしき人物はいない。


「噴水前まで行ってみようぜ」

「そうだね」


噴水前まで移動すると、ベンチに腰をかけているおばあさんを見つけた。すると、おばあさんもこっちにきずいたようだ。


「おばあさーん!取ってきましたよ!」

「おやおや、ありがとう」


そう言って俺は金大豚の肉×10個を手渡した。

これでクエストクリアだな。

俺はそう思った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここでクエストをクリアしますか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


? この確認はどういう意味だ?


戦闘シーンが書きにくいですね。

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