表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣と魔法で幹部討伐!  作者: ボル
第2章 王都での事件
17/19

サーチと逃走

投稿しなさ過ぎ申し訳ありません!!

でも大丈夫、まだ私は生きてますw

あ、新作の方もよろしくお願いします!!

そっちでもユキの名付け親様に頂いた名前のキャラが出てますし、こっちより正直、設定とか性格とかは作りこんでますw

でもこっちもしっかり考えてますよ!?

ということで久しぶりの剣と魔法で幹部討伐!をどうぞ!


時間が動き出したようだ

さっきまで時間が止まった空間でゲレンさんと話していたから少しぼんやりしてしまう


「エ、エイジさん?どうしたんですか?ぼんやりして」

うわぁ?!びびったぁぁぁ。

俺がぼんやり突っ立ってるのを心配してハンネが俺に声をかけてくれたようだ


「あぁ、大丈夫、それよりハンネって魔法使いだよね?ならさ、人を探す魔法とか使えないの?」

その質問にハンネは少し困った様子だ

でもすぐに答えてくれた


「うーん、あー、あ!有りますね…でも使えるかなぁ。」

ハンネは目を瞑った。

しばらくして目を開くと目の色が緑色になっていた


「あ、できました。じゃあ探して見ます。しばしお待ちを」


そうしてしばらくハンネは壁の方を見て回った。


「あ!エイジさんにも見せておいた方がいいですね!共有魔法、《リンク》!!」

すると急に俺の目の前にこの城の立体地図が映し出された


「おぉ?!?!!!」

あまりに急だったのでめっちゃビビってしまった

でもそんなことは気にせずハンネは地図の説明をしだす


まず地図の下の部屋を指差して

「これがフレンさんたちが会議をしてる部屋ですね。多分。多くの人間の反応があります」


「まだ会議してるのか?!てかよく考えたら今何時だ?!」


「えぇと、夜の10時ですね。ざっと7時間寝た、というとこでしょうか」


相当長い会議なんだろう。でもゲレンさんは“聖騎士達の仕業„って言ってたし…あぁ!意味わかんねぇ!!

俺は頭を乱暴にかいた。


「エイジさん!見てください!!中心の大階段の下に地下室が!!」

ハンネが指差す所には本当に部屋があった

ちなみに大階段とは俺らがここに来たときに使用人が並んでお出迎えしてくれたとこだ


「人の反応もあります!急いでいきましょう!!」

ハンネが必死な表情で俺に訴えた

もちろん、当たり前だ

俺は深く頷いた。


俺らは全部の荷物を持って部屋から出て猛スピードで大階段まで行った。




「クソっ!そりゃ隠し地下室だもんな簡単に見つかるわけないか…」


ここに来てもう数十分。2人で探し回ってるのにこれだけ部屋の入り口が見つからなきゃそりゃこんな一言だって漏れる。


ハンネも少し顔に疲れが出ているのが分かる。

まさか、パーティーメンバー一人見つけられないなんてな…







「ちょっと!!いい加減だしてよ!エイジ達の所に返してってば!!」

地下の大きな空間では檻の中に閉じ込められた少女が警備兵にそんな訴えをしていた。


「あぁ?うっせぇだよ、さっきから!何回も言ってんだろ、ここは入り口が存在しない部屋で簡単には人は入ってこれねぇんだよ!だからさっさと諦めろってな!」

警備兵はそう言い放つと自分の顔を片手で押さえてアッヒャッヒャッヒャ、と奇妙な笑い声をあげた


「ならいいや、力づくで出るから、覚悟してね?」

「はぁ?お前の入ってる檻は魔法の使用を完全破棄することができる特注のものなんだよ!例え魔女の娘だろうが関係ねぇからな!」

と、またも奇妙な笑い声をあげた。

その声は地下空間によく響き、跳ね返って何回にもこだました。


ユキはその言葉を聞いてクスッと笑った。

「じゃあおじさんバイバイの時間だね」

「あぁん?どういうことだよ」


ユキはその質問の答えにニヤリと狂気な笑顔を見せて手を高く挙げた。

「こういうことだよ」


特殊魔術ユニークスキル、モデリングスピア

そう唱えると空中で槍が出来上がりふわふわと浮いた。


「んな?!魔法は使えないはずじゃ…」

警備兵は動揺を隠しきれていない。

そして警備兵の視線は空中に浮く槍から離れない。いや、離したら死ぬ。


「魔法?聞いてなかった?特殊魔術ユニークスキルだよ、お母さんと私しか使えないし、何よりこれには“魔法„関連のものは何も使ってないもん」


だが、ユキの丁寧な説明は警備兵には聞こえていない。死を目前としているという恐怖、相手を有利にしてしまうことを言ってしまった後悔。

彼の頭にはそれしかなかった。


「じゃあ、バイバイ!」

そういって槍を警備兵に真っ直ぐ飛ばした。

「うぁぁぁぁぁ!!」





「あぁ。ダメだ。見つかんね」

俺とハンネは背中を合わせて座り込んでいた。

いくら探しても入り口は見つからず、おまけに窓から差している月の光だけで探してるから暗くて確認できないとこもある。


「ユキさん、どこにいるんですかね。あはは、こんなに探しても見つからないなんて…」

ハンネももうグッタリだった。

正直無理ゲー。


もう諦めて窓の外の月を見ていた、そんなときだった。

階段が爆発した。


大きな音をたてて階段は崩れていった。

「ゴホッゴホッ!やっちゃったぜぇ…本当に出口無かったし、破壊が一番だよね」


物騒な事をいいながら煙の向こうから歩いてくるのはユキだった。


「おまっ、これ、うわぁ…」

あまりに派手にやったもんだから言葉が出ない。

「お!エイジにハンネ!ナイスタイミング!!急いで逃げるよ!ここはやばい!」


ユキは右手に俺、左手にハンネの手を掴み、思いきり手を引かれて正面門から外に逃げた。


「ま、待て、ユキ止まれ!!」

俺はかかとに力を入れて強制的に止めた。

「どうしたの?」

「荷物を持て」

そういって握られてないほうの手にずっと持ってたみんなの持ち物を渡した。


「よし、とにかく走るぞ」

二人が頷くと方角も分からず、ただひたすら走っていった。



「聖騎士の皆様ご報告です、魔法使いの娘に逃げられました」


「なんだと?!どういうことだ!」

一人の聖騎士が机を手で叩いて立ち上がった。

フレンはその聖騎士を手で防いで報告者に告げた。

「すぐに“処理„を開始する」と

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ